経済「存在意義問われる論理矛盾だ」橋下氏、原子力規制委員長発言を批判 大飯「再停止」めぐり2012.9.27 20:40

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経済

「存在意義問われる論理矛盾だ」橋下氏、原子力規制委員長発言を批判 大飯「再停止」めぐり

2012.9.27 20:40

 新党「日本維新の会」代表となる橋下徹大阪市長は27日、7月に再稼働した関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)をめぐり、原子力規制委員会の田中俊一委員長が「政治的判断での稼働」を理由に再停止に難色を示したことについて「委員会の存在意義を問われる論理矛盾だ」と批判した。「政治を考えずに安全性を追求するのが委員会の設立趣旨」とも強調し、維新合流議員を通じて国会で真意をただす考えを示した。

 田中委員長は26日の記者会見で、大飯原発の再停止について「政治的に社会的条件を判断して稼働させたものを、何の根拠もなく止めなさいというのは難しい」と発言した。

 これに対し、橋下氏は「委員長自ら政治に判断を委ねてしまっている。委員会がご破算になるくらいの大問題だ」と批判。維新幹事長の松井一郎大阪府知事と連携し、大阪府市として大飯原発の再停止を求める意見書を同委員会と関電に提出する考えを示した。

 一方、橋下氏は関電管内の電力需給について「今夏はものすごく足りている状況ではなかった。来年夏に向けて、西日本全体で電力を融通し合えるメカニズムを整えるべきだ」と述べ、関西広域連合を通じて、西日本各地の知事や政令市長に協力を呼びかける意向を明らかにした。

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