中国:フリゲート艦が尖閣海域航行 国防省が認める
毎日新聞 2012年09月27日 22時22分(最終更新 09月27日 23時09分)
【北京・成沢健一】中国国防省の楊宇軍報道官は27日の記者会見で、日本政府の尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化後に中国海軍のフリゲート艦2隻が尖閣近くの海域を航行していたとの一部報道について、「海軍の艦艇が管轄海域で行う定期的な巡視や訓練は完全に正当で合法的なことだ」と述べ、航行の事実を認めた。
楊報道官はまた、「中国軍は領土主権と海洋権益を守る職責を担っている。日常の戦備とともに、(国家海洋局の)海監や(農業省の)漁政といった各部門と協力し、海上での法執行や漁業生産、天然ガス開発などの活動の安全を保障する」と強調、必要に応じて海軍艦艇を派遣する考えを示した。