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【グラニュース】


本多「自信は頭」

2012年9月28日 紙面から

プロ生活への抱負を語る阪南大のDF本多=大阪府松原市の阪南大で

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 名古屋グランパスは27日、来季入団が内定している阪南大のDF本多勇喜(21)と仮契約を交わし、大阪府松原市で久米GMと阪南大の須佐監督同席のもと会見を行った。本多は「一番自信があるのはヘディング」と空中戦への自信をアピール。マイケル・ジョーダン級と推定されるジャンプ力を武器に、グランパスの分厚いDF陣に割って入る。

 本多を172センチの見た目で侮ってはいけない。セールスポイントを問われると、本多は迷わずに語った。「相手が180センチだろうが、190センチだろうが、競り勝てる。ヘディングは誰にも負けたくない」。高さはなくても空中戦には負けない。絶対的な自信を口にした。

 ジャンプ力は驚異的だ。これまで31人のJリーガーを育てた須佐監督は「いろんな選手を見てきたけど、本多のジャンプ力はずばぬけている。OBの伊野波(神戸)より明らかに上」と語る。今季はセンターバックで起用される機会も多く、元U−21代表の早大・富山ら180センチを超える大型FWをほぼ完封してきたという。

 本多は垂直跳びを計測したことがなくデータは不明だが、ジャンプすると、頭が高さ約2メートル50センチのゴールバーの上に出るという周囲の証言もある。単純計算で1メートル前後という驚異的なジャンプ力。滞空時間の長いジャンプでNBAを席巻したジョーダンの垂直跳びの数値は約1メートル20センチだったとされる。本多のジャンプはジョーダンに迫る。

 スピードも一級品で、須佐監督は「身体能力は代表クラス」と太鼓判を押す。グランパスでポジショニングなど細かな技術に磨きをかければ、手のつけられないサイドバックへと進化する可能性がある。本多は「プロでいろんな選手と戦えるのが楽しみ」と笑顔。ダイヤの原石がまた一人、グランパスに加わった。 (木村尚公)

 

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