2012年09月28日

ゴルフ7凄い!

VWはゴルフ7のディーゼルエンジン搭載モデルの概要を発表した。それによれば108馬力を発生する1,6リッター4気筒ディーゼルを、大幅に軽量化しCd=0,27のボディに搭載(車高を15mm落とすなどしてCdAも10%減らしている)。燃費は欧州モード複合でナンと31,1km/L(85g/km)。

この数字、イギリス仕様のもの。同じくイギリス仕様のプリウスは25,5km/L(89g/km)でございます。ここで「あれ?」と思うかもしれない。燃費の差より二酸化炭素排出量の差の方が少ないからだ。何度か書いてきた通り、同じ1Lに含まれる二酸化炭素の量って、軽油の方が10%ほど多い。

したがって二酸化炭素排出量で表示すると4g/kmの差ながら、日本やアメリカのように燃費で表示する国だと大幅にイメージが違う。おそらく実燃費でも街中じゃプリウスより若干悪い程度。郊外路になったら30km/L近く走ってくれるんじゃなかろうか。こらもう多くの国や地域や使い方でハイブリッドを凌ぐ。

というか少なくともヨーロッパじゃハイブリッドよりインパクト大きいと思う。しかもプリウスより高い価格を付けてくるとは思いにくい。トヨタはハイブリッドで勝負してくるようだが、欧州市場でディーゼルに勝つの、難しいと考えます。新型オーリスのHVはゴルフ7ディーゼルの同級生となるが、最初から厳しいかと。

先日行われたトヨタの環境技術を見ても、大幅に出遅れてしまっているように思う。プリウスを越える燃費のゴルフ7ディーゼルは、年明けにも販売開始となる。もちろんアメリカでも発売されることだろう。トヨタのハイブリッド包囲網はどんどん狭まっていく。第2次世界大戦の序盤で大勝ちした日本軍みたい?(国沢光宏)
posted by polishfactory5 at 09:24| Comment(0) | ディーゼル
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