空間線量核種分析器 HDS-100GN
空間線量核種分析器 HDS-100G/GN の特徴
- 放射線の量と種類を分析・特定するための測定器
- 放射性物質からγ線と中性子線の検出をし、核種(放射性同位元素)を特定します。
- ヨウ素、セシウムなど30種以上の核種量をスペクトル分析により特定します。
- 放射能レベル、核種によるアラーム設定・表示設定が出来ます。
- 放射線管理区域、税関検査、放射線汚染物質などの核物質検出管理に最適です。
- 急なバックグランド線量の変動に対してリアルタイムに排除するVBS算定式(Varying Background Supression algorithm)を内臓
- 自動的にスペクトルを捕捉して警報、識別を行うNMD (NORM Medical Discrimination algorithm) 算定式を内臓
- 連続測定と表示をリアルタイムで外部PCに出力可能
- 本体内部にスペクトルデータを60件と測定データやログを1000件保存可
- エネルギースペクトルは、512ch又は1024chで計測可能
- ITRAPおよびANSI等国際標準準拠
- ダイヤルサーチモード、バーグラフサーチモード、スペクトルサーチモードでのグラフィック表示により 現在の線量や、トータルの計数率、線量率、代表的な核種ごとの計数などを一目で見ることができます。
- 最大表示カウント数: 99,999cps
HDS-100G/GN の仕様
内蔵検出器 | 低レベルガンマ:CsI(Tl) シンチレータ高レベルガンマ:半導体検出器 中性子:LiI(Eu) |
分解能 | 7% @662keV (NaI)、2.8% @662keV (LaBr) |
測定範囲(ガンマ) | 0.01μSv/h~100μSv/h (1μrem/h~10mrem/h) |
拡張測定範囲(ガンマ) | 0.01μSv/h~10 Sv/h(1μrem/h~1000rem/h) |
エネルギー範囲 | ガンマ:30keV~3Mev 中性子:0.025eV~15MeV |
サイズ | 280×78mm |
重さ | 1500g |
電源 | 電源:AA電池6個(アルカリまたは充電式NI-MH) 電池寿命:約30時間 |
動作温度 | -20℃ ~ +50℃、操作時 |
外部接続 | イーサネット、USB接続、Bluetooth |
製品種類 | HDS-100G:γ対応 HDS-100GN:γおよび中性子対応 |
製造メーカー | 仏Mirion Technologies社 |
付属品 | 英語/日本語取扱説明書、肩掛け用ストラップ、USBケーブル、 キャリーケース、HDSMASSおよびSMIソフトウエア、電源/充電器/壁掛用充電器 |
- 連続したスペクトルの捕捉と固定化(0.2秒間隔)
- バックグラウンドとの比較による連続した線量率とカウント率
- 変動するバックグラウンドを排除する算定式(VBS)でスペクトルの形を連続的に分析、 急なバックグラウンド変化による警報を排除
- 自然放射性物質(NORM)と医療分野放射性物質を識別する算定式は4個のアイソトープ を同時に識別、特定を行う。蓄積したスペクトルは警報の検知また任意に観察できる。