RDS-31S 多目的放射線測定器
(標準でシーベルト測定、オプションでベクレル測定)
RDS-31S の特徴
- 標準検出器はエネルギー補償型GM管で、H*(10)周辺線量等量でのガンマ線測定器です(表示単位はμSv/h)。
- オプションの外部プローブを接続することにより、 ベータ線測定ができ、ベクレル計として表面汚染測定が可能になります(表示単位は、cpm)。
- 測定値と履歴を3万個まで内部メモリに保存できます。
(線量率、線量、各種ログ、日付、測定場所毎のデータ) - オプションのパソコンソフト(CSWソフト) による履歴データの詳細分析ができます。
- 完全防水(IP-67)なので水中での測定も問題なく出来ます。
- 低消費電力で、LR6/AAアルカリ電池2本で約2000時間の寿命があります。
- ハンディサイズ・大液晶画面で、だれでも扱える2ボタン操作です。
- 放射線測定器の分野で、世界的メーカーの仏Mirion RADOS社製
RDS-31S の仕様
測定対象放射線 | 標準GM管:γ線およびX線、48 keV~1.3 MeV オプションの外部プローブ:αおよびβ線 |
エネルギー範囲 | α線 >2 MeV ベータ線 >100 keV γ線とX線 5 keV ~ 1.3 MeV |
検出器 | 標準:エネルギー補償型GM管、 H*(10) 1cm線量当量に準じたエネルギー応答 |
測定単位 | 標準で Sv(/h), R(/h), 外部プローブで Gy(/h), cps, cpm, dpm |
線量率測定範囲 | 0.01μSv/h~0.1Sv/h |
線量測定範囲 | 0.01μSv~10Sv |
校正精度 | +20℃(68°F)で 137Csの読取り値の±5% |
線量率の直線性 | ±10%±1桁数値(0.05μSv/h~.01Sv/hの範囲) |
サイズ・重量 | 100×67×33 mm |
重さ | 175 g(電池なし)、220 g(電池込み) |
電源 | 単3アルカリ電池(IEC LR6/AA)2本 約2000時間使用可能 |
動作環境 | 操作時:-25~+60℃、操作時:-40~+70℃、相対湿度:35℃で85%まで |
外部接続 | USB IrDAポート |
製造メーカー | RADOS (Mirion Technologies) |
付属品 | 英語/日本語取扱説明書・ ストラップ(首用、手首用)、校正証明書(Caribration Certificate)(*)、 |
別売りオプション | 外部プローブ:γ、β、α線検出プローブ
パラメータ設定およびデータ履歴読込ソフトウェア(CSW-31) |
(*)校正証明書:当商品は、米国NIST(アメリカ国立標準技術研究所)のトレース証明書付です。
(機種によりイスラエル標準も使用します)。校正証明書には、「国際基準に準拠した計測機器で校正しました」との宣言文章が明示され、
正確な放射線測定を補償する証明書になります。
(購入上のご注意)RDS-31は、標準では空間線量を測定をする機器です。
オプションの外部プローブ接続により、
ベータ線をベクレル測定できますので、土壌や食物などの『表面汚染』が測定できるようになります。
空間線量のみ測定をするには、RDS-30 放射線測定器(GMサーベイメーター)、
表面汚染のみを測定する場合は、RDS-80 表面汚染測定器をお求めください。
RDS-31 大型液晶画面の表示内容
RDS-31 用パソコンソフトのメニュー(CSW-31)
- 機器のシリアル番号
- 現在の線量・最大線量・線量率
- 内部検出器、外部プローブに関する情報
- 各設定値のリセット・変更
- 各測定機能の設定・変更・リセット
- アラーム種類設定(音響、画面表示、バイブレーション)
- ヒスストグラム機能の設定(時間, 場所, アラーム, 線量率, 線量, 検出器, データ収集間隔など)
- パソコンへのデータ転送のための xmlファイルの作成
- 放射線源の代わりにパソコンの電子パルス発生により擬似的キャリブレーションを行います。
- 線量率、プリディレイ時間、最大応答時間、目標パルスカウント数などを設定。
- 線量によるアラーム, 線量率によるアラームの設定
- リアルタイムクロックの設定
- その他一般的な設定 ― アクセス権限によるパスワード