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バットマンのマント「飛んだら致命傷」、物理学で試算

  • 2012年07月11日 11:29 発信地:パリ/フランス
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米ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)のパレードで、米コミックヒーローのバットマン(Batman)の扮装で行進する男性(2011年9月3日撮影)。(c)AFP/JOHN AMIS

【7月11日 AFP】米コミックヒーロー「バットマン(Batman)」はコウモリの翼を模したマントを広げて高層ビルから滑空し悪と戦うが、安全に着地するためにはパラシュートが必要だとする研究を、英レスター大学(University of Leicester)の物理学科の学生4人が発表した。

 映画でのバットマンの滑空シーンは、現実のベースジャンピングでウイングスーツを着て橋や建物、崖から飛び降りるのと似ている。ただ、ベースジャンパーたちと違ってバットマンはパラシュートを装着していない。

 レスター大の物理学研究紀要「ジャーナル・オブ・スペシャル・フィジックス・トピックス(Journal of Special Physics Topics)」に掲載された研究論文「落下するバットマンの軌道(Trajectory of a falling Batman)」によると、現在バットマンが着用するマントのデザインで高さ150メートルのビルから飛び降りた場合、およそ350メートル先まで飛行できる。

 だが、「問題は着陸したときの速度だ」と論文は指摘する。「急激に上がった速度は、時速110キロ超にも達する。このような高速では、どのように着地したとしても致命傷を負う」

 この試算に基づく着地の衝撃は、時速80キロで走る車にはねられたようなものだという。

 バットマンのマント「バットケープ」の幅は4.7メートルで、ハンググライダーの翼の幅の半分程度しかない。研究チームは、バットマンはマントをもっと大きくするか、パラシュートや推進ジェットを使ったほうが良いと助言。でなければ着地点に段ボール箱をたくさん敷き詰めるべきだと述べ、「バットケープは安全な移動手段とは言えない」と結論付けている。(c)AFP

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