最初の仕事は、システムエンジニア。4年近く続けていたのですが、内にこもりがちな仕事なので、しだいにもっと人と関わる仕事がしたいと思うようになりました。そこで以前から興味があった広告関係を中心に、さまざまな企業について調べていた時に、オープンキューブのことを知りました。面接では「今まで何をしていたか」といった過去よりも「これから何がやりたいか」といった未来の話に終始していたのが印象的でした。さらに「ユーザーのために、楽しいことを追求していきたい」という主張に惹かれて迷わず入社を決めました。

広告営業とは、主にお財布.comのサイト上の広告スペースを広告代理店やクライアントに販売すること。運用とは、実際にその場所に、広告を決められた期間に載せたり、はずしたりすること。広告数がとても多いので、扱いは複雑。そのため、入社しばらくして、大きな失敗をしてしまいました。ある操作を誤ったことで、お財布.comを通して「ユーザーがどのクライアント（広告主）のページへアクセスしたか」という情報を数日間記録し損じてしまったのです。クライアントに直接損害を与えることはなかったのですが、手間を取らせてしまいました。

私自身、お財布.comは優れたサービスだと思います。しかし、それだけでは売上げは上がりません。いただいた情報をそのまま広告スペースに載せるだけでは伝わらないこともある。そこで、クライアントの商品やサービスを効果的に紹介することも重要な仕事になっています。一目で理解できて、しかも魅力的に見えるように、自分なりに言い回しを考えて文章にする。その時は、まるでコピーライターになった気分です。

うれしいことに、お財布.comはユーザー数とともに、クライアントも続々と増えています。今後も使いやすくなる機能をどんどん追加して、これらの商品やサービスの情報へ、よりアクセスしやすい環境を創っていきたいですね。ユーザーはもちろん、広告代理店やクライアントのために、お財布.comがどれだけ役に立てるか、その可能性を追求するのが私の使命だと考えています。