私が担当しているのは、ケータイ版のお財布.com、そしてドコモ/au/ソフトバンクといったキャリア向けの公式サイトの制作です。お財布.comは現在あるフォーマットをより便利に、使いやすくするために改良していく。公式サイトはゼロから制作して、リリース、運営まで。その中でチーフディレクターとして自ら企画・制作に関わるとともに、チームの動きを的確に方向づけています。以前もケータイのサイトを制作する会社にいましたが、自分が“やりたいこと”と“やっていること”に距離を感じていました。
これまでで最もたいへんだった仕事は、2007年の10月のケータイ版お財布.comのリニューアル。ケータイの小さな画面にコンテンツが盛りだくさんになってしまったこと、また、それだけクライアント数も増えたことから、画面を刷新する必要がありました。リニューアルとはいうものの、やらなければならないことが多く、さらに新しい機能も付加したことから、まったく新しいサイトを創るに等しい時間とエネルギーを必要としました。
たいへんな仕事の中でも、なんとかやり遂げることができるのは、みんなでモノづくりをするという喜びを感じられるからだと思います。それが3人から20人近くにスタッフが増えて最も変わったことと言えるかもしれません。オープンキューブは昔から、立場やキャリアに関係なく、自由に意見が言える雰囲気があります。そこへきて個性ゆたかなスタッフが続々と加わったので、ミーティングではさまざまなアイデアが飛び交います。
変わっている人が多いとも言われますが、「十人十色」というコトバがあるように、誰もが人と違うところを持っているはずです。チーフディレクターとしては、そんな違いを伸び伸びと発揮してもらえるように、これからも努めていきたいですね。
新撰組の近藤勇。時代劇や武士道が好きなんです。
プロジェクトを率いている時は、近藤勇の気持ちで臨んでいます。