弱いものと巨悪
今年の梅雨は雨が多いです。なかなか晴れ間が見えません。県議会もなかなか晴れ間が見えません。
いやいやむしろ県議会よりも国の方がもっともっと暗雲が立ちこめているんではないでしょうか。
マスコミの皆さんは県議会には強いいじめ意識を持っておられるのに、国の方には弱いのか、目が届かないのかちっとも批判を致しません!
例えば県議会が一日の費用を1万2000円もらったと致しましても、通行代金だけで一日4100円要ります。
この他に車の借り上げや保険料、ガソリン代を払えばそんなに得をする数字ではありません。
これに対して国会議員は政党助成金だけで、一人年間1億円。
政治資金のパーティはしないと言ってもやり放題。
文書費や通信、交通費は県議会の100倍に近い額であります。
弱くて何の力もない県議会よりも、むしろ国会議員に逆らう勇気はないんでしょうか。そろそろ勇気を出してみては如何でしょうか。
やっぱりそこまでの勇気はありませんか。それならここで思い切って口先だけで何の中身もない全て人任せで結局は元の木阿弥となる首相や学者あがりの勝手大臣に食いついて下さい。ええ格好だけして国民の税金を銀行と大企業にだけ投入し、日本を不況にして更に国民に負担だけを求める無用の大臣が居るではないですか。
地方いじめの無能力政府にきちんとかみつく勇気もありませんか。
この現実をきちんと伝えてくれるのは、もうニュースステーションか都会の夕刊紙だけになってしまったのではないでしょうか。
一流のはずのマスコミの皆さん、くやしくはありませんか。
あなた達に期待をしている人達も多いんです。どうか記者クラブで県議いじめをする前にもっと大きな権力にかみつく勇気ある記者の出現をおまちしております。
そして日本、いや徳島が明るく夢を持てるようなリーダーとしてもマスコミであって欲しいのです。
弱い者いじめではなく、国民に代わって国や大企業にかみつく、例えそれが力をもっていて、よりずるい銀行にかみつくそんな記者の登場を待っております。
例えば、T県内でもある大手の企業が民事再生法を申請しましたが、これとていつまでも大きな負債を引きずりたくない企業と国からの指導と言うよりは、国にええ格好のしたい銀行と相談して借金は返さなくても良い、いわば一石二鳥も三鳥もの方針を狙った銀行と企業が相談していなかったのか。
あるいは不況や公共工事削減の中での優先的に受注するための作戦でなかったのか。
考えればきりがありません。
ただ、いつの場合も泣くのは下請け業者であります。
銀行の逞しさが一番身にしみる時でもあります。
しかしこれとても、はっきりした事もわかりませんが、これらの点の取材はどうなっているのでしょうか。
心ある記事に期待をしていますが、全く出てまいりません。
どうか記者の皆さん、得をしたのは企業と銀行、損をして泣いたのは下請け業者。しかも不況の中、公教の仕事をとれなくなったのは株もやらず、派手なこともやらず、地道にやってきたまじめな業者とだけはならないよう神に祈り続けているのであります。
更に民事再生では役員の財産の没収もない、役員も変更ない、借金だけ払わなくて言いと言う弱い者いじめの法律ではないんでしょうか。
今日の事実が、誰かのシナリオ付きでなかった事も神に祈っております。でも皆さんこれは私の雑記帳での独り言ですのであんまり気にしないで下さい。
元記者として私ならフィクション小説として書いてみたい夢を語っただけであります。昔、ありました。「巨悪はだまってよく眠る」