医師不足、意志不足
暑いですねネー、本当に暑い。
あれだけ税金を使ってのサミットもほとんど効果なく、福田首相の存在感のない事、ない事!
一体この国はどうなっているのかと疑いたくなるようなサミット騒ぎでありました。
その一つには石油が高いのにそれについては各国がそれぞれの立場でアピールする事で終わり、本来なら各国の首脳が集まっているんだから、石油を下げないとものを買わないとか、ウランとかその他のエネルギーに力を入れて石油を買わなくすると言って申し合わせる何らかの方法があってもいいのではないかと思いますし、世界の食料危機の話をしている時に一番高くて一番うまいもの食ってアフリカの食糧難等を話し合っているんですから何ともはや言いようがありません。
しかもテレビを見ている限りでは世界の偉い人は英語で仲良く話し合っているのに福田首相だけぶっちょう面で誰も相手にしてくれないんだから、これまたどうなっているんでしょうネー。
それにしても日本人は怒らないです。
これ人がいいのでしょうか、若さがないのでしょうか。
それともエネルギーがないんでしょうか。
食べ物にしても、政治にしても、年金にしても...、本当に怒りを忘れているんです。
例えば年金だってそうでしょう。
私達は力の限り働いて、私達の先輩を助けて来たんです。
今度は自分達の番になる頃に、もう年金は減らす、医者代は削ると、国は一方的に私達をいじめにかけるんです。
そしてサラリーマンの厚生年金は無駄遣いをして、減らすだけ減らしておいて、公務員の年金つまり公務員共済は一円も使わず、サラリーマンだけが損をする仕組みにしているんです。
これに対しても日本人は一向に怒らないんです。
国会議員も何も言ってくれないんです。
自民も民主もサラリーマンには酷いものであります。
韓国ではアメリカの肉を輸入すると言うだけであのパワーとエネルギーであります。
話は元に戻りますが、サミットだってもう東京の警備は大変でした。
東京の国の建物に陳情か、勉強にでも行こうものなら「ベルト外せ」「靴脱げ」「荷物は全部あけろ」飛行機は北海道への偉い人が優先で、徳島等のローカル便は出発のばし、バスで遠いところで「発着しろ」、もう国民の犠牲は当たり前で、まさに日本は外国でも金だけ取られて弱い立場なのに、国民は税金だけ使われて生活は犠牲、犠牲であります。
政府の無能ぶりと警察権力が強すぎる、日本ファシズムがすぐそこに来ている気がしてなりません。
ああ実に恐ろしきは国会議員の無能化と政治の弱さであります。
そんな中、徳島県議会も終わりました。
こちらは皆さん元気にやっておりました。
まあ立派な質問、立派なお答えで表から見る限り、良く打ち合わせ出来ていると申しますか、テレビの政界で言えば満点の演出とでも申しますか、出来上がった質問でありました。
詳しくは申しませんが出来合いの、いや出来のいいものであったと申し付け加えておきます。
皆さんそれぞれの思いをぶっつけておりましたが、何と申しましても徳島県の資金不足はどうにもなりません。
これだけ予算が減っても職員の数を減らせない、時間外手当を減らせない、税金の未納者は相変わらず、県の貸付金も取り戻せない。
そんな中での質問だけにお金のかかるものは質問する側もつらかったのではないでしょうか。
私も2〜3点、県の幹部におそるおそる伺いました。
その一つは県の繰り越し金額であります。
中でも公共工事の予算が、ここ5年間毎年毎年、3割近く予算が残されたままになっているんです。
大体350億円から150億円。
ここに農林を入れますと500億円近い金額から200億円。
大体徳島県内の企業は一社年間平均で2〜3億円も仕事をさせてもらっています。
これを単純に計算しますと、繰り越しの金額では300〜500社、会社が助かる金額であります。
徳島県内では公共工事がないと、3,000人余の人の生活が出来なくなってしまい集落の崩壊どころか、万が一の際の消防団員すらいなくなってしまい、県や国の防災対策がかけ声だけとなってしまうのであります。
そこで、私はこの多額の繰越金の原因は何か、例えば職員にやる気はあるのか、それとも文化の方面に金がいるからあえて残しているのかはっきりした理由を示して欲しいと質問しました。
これに対して県は用地が出来ないのが大きな原因だと答えたんです。
私は現在用地の担当職員はどうなっているか、お伺いしますと、県は5年前は106人いたが、現在は80人そこそこだと答えました。
そこで私は新人も県の職員であって、ベテランで仕事をしてない人、あるいは管理職でも、とにかく用地対策に力を入れて、少しでも仕事を与えて欲しいとお願いをしたところ、県は早急に人事を見直して、せっかくついている予算を消化したいと答えてくれましたが、国から貰っている予算をきちんと消化しないと、また国に返納しなければならないんです。
少ない予算の中で県職員の県民のための奮闘を心から期待しておきます。
その次に私があえて、質問したのが県立三好病院であります。
ここでは三好病院の患者とか利用している人達に午前11時までに病院に来ないと診察出来ない旨の文書が出されたんです。
確かに病院の気持ちも言い分も良く理解出来るんです。
しかしよく考えて下さい。
病気は時間を選んで待ってくれるでしょうか。
県西部では公共輸送機間の不便さはもう語る場所もないくらい大変な酷いものであります。
旧池田町民ならいざ知らず、病院でお世話になる方々はお年も召していて、自家用車を自由に使える人は少ないんです。
しかもこのガソリン高です。
おいそれと他人様に「病院まで送れ」とはとても言えない状況であります。
しかも病院の医師不足は地方の人達の責任ではありません。
一体誰がこんな状態を作ったんでしょうか。
全部、国の政治の責任じゃないですか。
自分たちの行政ミスと申しますか施策ミスを弱い人に押し付けるのは間違いであります。
そこで私はあえて病院局長にお伺いをしたんです。
何故なら、病院局長は県議会本会議の始まる前の冒頭の挨拶で「私は安心安全を第一とする飯泉知事と塩谷病院管理者の思いが完全なものとなるよう命がけで頑張る」旨のお言葉をお聞きしました。
このような県幹部の名前を挙げての挨拶は初めてお聞き致しました。
まあ、たいていの人は県民の幸せの実現のために頑張ると言ったくらいのものであります。
そこで私は病院局長の意気込みに期待をし、かつ医師不足は行政つまり県の責務であるだけに、県西部では長い間働き、年金も税金も払い続けて来た今、医療費は上がる、年金は減る、病院は閉鎖ばかり。
そんな中で時間を区切って、病院利用者を打ち切るような文面の文書を配るのは地域住民の不安をあおる、こんな状態の改善に力を尽くすのが先ではないかと質したんですが、医師不足は国の方針の中での結果だとか、病院を黒字にしたのは塩谷病院管理者の手腕だとの答弁に終始しました。
しかし、地域の現状を何回も何回も訴えた挙句やっと文書を見直す旨の答弁をして頂きましたが、あまりにも官僚主義の県職員が多いのにはちょっと残念でありました。
私は県幹部はもっと堂々と国に対して県の現状を説明して欲しいし、県民の生活向上のためにはもっと全力を出して欲しいのであります。
しかし、いずれにしましても、地方がこんなに困るのは国会議員にもっと頑張って欲しいですネ。
そして、私達も今のこの怒りをいつか必ずある国会議員の選挙で結果を出させる責任のようなものがある気がしてなりません。
もう小泉劇場のような選挙から真剣に国の将来を考えていこうではありませんか。
誰でも短い言葉で公務員は減らそう、規則は緩和しようと、これだけ言えば誰でもいいと思うはずでありますし、自民党の古い体質であまり、国民受けしない人を敵にすれば何も知らないマスコミの餌食になるはずであります。
それだけに今、何をすべきか、国の、県の将来は...をまず、念頭に置きながら何を言っても政治は夢であり、明るい笑顔であり、「職業」や「富」「権力」と言ったそんな表面にこだわらない人間味がある、人情がある、人の痛みが判るそして何よりも政治は生活であり主婦の財布の中の生活費である事を基本として頑張らねばなりません。
皆さんこれからますます暑さが厳しくなります。
お身体に気をつけて夏風邪など召しませぬよう、気をつけてお過ごし下さい!