トンカツの話 (ブタが行政を動かした話)
皆さん、寒くなりました。
不景気で人の心も寒くなり、懐の寒さが余計に身にしみます。
さて、台風の被害でありますが、今度は面白い話しがありました。
今度は人よりも豚の方が強かったお話を披露致します。
私の地元、池田町の野呂内地区では、10軒近い家が全半壊して、今もヘドロの後始末で困っているのは皆さまにもお伝えしました。
ところが集落の更に山頂へ登ったところがあるんです。香川県との県境なんです。
◎ここの集落は国道、県道そして町道の3つの道が交差したところであり、その中央を川が流れているんです。
◎ここには10軒足らずの家があります。更に大きな豚が500頭、子豚が3000匹くらいの豚舎があるんです。
◎さて、皆さん国と県の基準では集落の入り口の責任がはっきりしないと、国の査定が終わるまでは工事に取りかかれないのは良くご存じのことでありますが、その前にここは町だ。いや県だ。と意見が合いません。
◎人間で言えば喉の部分つまり食道が止まった状態で人々は困り果てているのです。
◎さて、豚のエサは今、人海戦術か20キロも余計の香川県周りのトラックで運んでいますが、こちらは道路が狭く、人間の計画通りエサが着きません。
困ったのは皆同じであります。皆さん、人間はお腹が空いても結構辛抱できるんです。
◎しかし、豚はそうはいきません。
まして子豚となりますと、もうガマンはありません。
朝から夜までブゥーブゥーと鳴きっぱなしであり、「県だの」「町だの」と言い争いに『トンでもない話しだ』『責任のトンずらだ』ともう行政のトンマ話にブータレたそうであります。
◎この話しを私が議会で取り上げました。
さすがに人情のいや、トンでいるくらいの優しさのある農林水産部長『それは大変だ』と、豚の気持をよく理解してくれました。
◎『行政の縦割り』をすぐに投げ捨てて『可能な限り道路の復旧を急ぎます』とすぐに対策をたて道路の復旧工事の約束をしてくれました。
◎豚いわく『こんなにトントン拍子』に話しが進むとは、こんないい話しトント聞いた事がないと、喜んだそうであります。
◎皆さん、辛いのはこの後です。
県議会の同志は豚と言うと曙のような100キロもある豚と思っていたようで、そんな大きなものが何千頭もいるはずがないとか、話しが大きすぎると理解できないんです。
しかし、親豚は確かに何十キロもありますが、30〜50センチの子豚もいるんです。
しかも、子豚の方が食欲はおおせいでよく鳴くんです。
この地区では子豚を育てて養育用の豚として出荷しているんです。
この話を知らないで他人の不幸は知らない、聞く耳を持たなかった県議。
と言っても我が同志ですが、あまりの無知さにちょっと、がっかりしました。
◎もっとがっかりしたのが県議いじめが自分たちがこの世の中の常識だと常に一段高くおとまりになっている記者さんです。
地元のため笑い話しに例えての話題が一方的に大上段からしか見えないためか話題にならないんです。
豚が動かした行政のすきま風の調整はかなりのものであり、法律だの前例だのと机の上でえばっているばか役人に勉強してもらう機会を潰したんです。
◎まあそれはそれとしてマスコミ談、記者談を見せつける前にもう少し違った目で世の中を見て欲しいし、余裕も欲しいですね。
さて、次の話題であります。
皆さん、漁業補償の値段てどれくらいすると思いますか。
私達の畑に比べてびっくりするんです。
海ですよ。あの海の一坪単価が1万円から2万円ちかくするんです。広い海ですよ。
それを点にしかみえない一坪が1万円から2万円、もうびっくりしました。
◎そして何故そうなるのかバブルの好景気の時も今の不景気の時も値段はおなじ…。
ならどうしてと県に聞きましても『それは、秘密です』と言うんです。
皆さんこれ全部私達の税金から払うんです。
県庁のお金じゃないんですそして必ず言うんです、補償をしないと。
工事が遅れる。それじゃあ、ゴネ得だとの声も出てまいります。
そうでもないかも知れません。タダ、県は道もすっきりとした返事をしません。
これくらい不透明ではっきりしなければ。いろいろな勘ぐりも出てまいります。
今のところこれだけしか言えませんが。
きな臭いうわさ話もありますが、これとても、悪口やら真実やら全く判りませんがとにかく県がはっきりしませんので、これ以上何も言い様がありません。
今日も委員会で発言しますので時間がありません。続きは又後日報告します。お元気で…。