腹の立つ話
暑さから一挙に寒さへと一変しました。
徳島には秋はなかったのかと疑いたくもなる今日この頃であります。
さて、腹立たしいと言えば公団、つまり、道路公団と本四公団の民営化であります。
勿論、この民営化そのものに付いては反対していません。
しかし、皆さん 民営化と言っても社長ら役員はほぼ全員、国からの天下りであります。
しかも、同じポストにつくのに、皆さん、莫大な退職金をとっているのであります。
名前が理事長とか、総裁から社長に変わるだけで何で退職金をとるのですか。
公団が赤字だからと言って何でサービスを悪くするのでしょうか。
それなら自分たちの勝手で取り放題の給料を減らせばいいのではないですか。
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これに加えて、腹が立つのは徳島県の弱腰であります。
県はこれまでに本四公団に370億円もの血税を出さされております。
そしてこの公団が民営化つまり一企業に変わりました。
公団でない、ただの企業ならもう県民の血税は出さなくてもいいはずであります。
ところが更に年間21億円ものお金を払わされるのであります。
私は県議会でその点を追求致しましたが、県は「必要だから...」とか「出資だ」と逃げの一手であります。
私は出資ならそれに見合う配当があるのかと質しました。
更にその見込みや兵庫県や大阪府の取り組み状況を質しましたが、とにかく私から見れば逃げの一手であり、今後更に20年間は私達の血税を出し続ける見込みである事をほのめかしました。
この弱腰姿勢と申しますか、官から民へとのたまわく、今の小泉骨太方針の真髄と申しますか、こんなので本当に民営化と言えるのでしょうか。
それにもましてこのような話しを一切マスコミは取り上げません。
一体マスコミは、ものの本質を見抜く力が無くなったのでしょうか。
私は弱い立場の目で見たニュースの裏側、そして時に権力者に対して厳しい目を持つ力こそがマスコミと信じて来ただけにちょっとがっかりしております。
それだけに知事さん、どうか県民に代わって矛盾だらけの国の方針と現状に取り組み、私達の血税を少しでも守って下さい。
そして、郵政民営化に付いても同じ事が言えるんです。
かけ声だけの民営化でなく、誰もが喜べる民営化にするためにはやっぱりキチンとした手立てを持たないと、これまた不平不満の残る結果となってしまうのではないでしょうか。
腹が立つ事がまだまだあります。
観光協会、林業公社、この2つの赤字が200億円をこえるのは前回お伝え致しましたが、これを環境税でまかなおうとする声が出始めているんです。
つまり、これが実現されますと、私達は200億円の損失の他に更に税金を取られる計算となります。
何でもかんでも税金をあげればいいと言う公務員体質に対して私はきちんとこれ以上、県民の負担は止めて欲しいと訴え続けました。
これに対しては県もはっきりと「今は新税は考えていない」と言い切ってくれましたが、どうも今後に不安が残りそうなので、大きく目を開けて見張ってなければなりません。
何故なら今後は所得税の減税はない。
消費税は上がるでありましょうし、更なる税の負担が次々と考えられております。
あの税調の会長が「サラリーマンに頑張ってもらうしかない」との腹立つ言葉がまだ耳に残っております。
徳島県がますます暗くならないためにも前向きで明るい明日がすぐそこに来るよう、とにかく言いたい事を言って声なき声を更に大きくする以外にありませんが、これ全て私の独り言であり、雑記帳であります。
皆さん、私の来持ち少しはお分かり頂けますでしょうか。