原発ゼロの衝撃:岐路に立つ青森/4 なくなった選択肢 聴取会、核燃料サイクル議論されず /青森
毎日新聞 2012年09月22日 地方版
最終的に、政府が決定したのは「原発ゼロ」と「再処理の継続」。さまざまな議論が行われたサイクル政策の「三つの選択肢」は、影も形もなくなっていた。=つづく
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■ことば
◇エネルギー・環境に関する選択肢
東京電力福島第1原発事故を受け、脱原発に向けた将来のエネルギー政策で、将来の原発比率と、使用済み核燃料の処理方法が焦点。核燃料サイクル技術等検討小委員会(技術小委)の議論をもとに原子力委員会が6月に示した案では、2030年時点で、原発ゼロなら全量直接処分▽15%なら再処理と直接処分の「併用」▽20〜25%なら全量再処理か併用が有力−−とした。