トップページ社会ニュース一覧福島 震災前の2倍の人口流出続く
ニュース詳細

福島 震災前の2倍の人口流出続く
9月27日 20時29分

福島 震災前の2倍の人口流出続く
K10053394111_1209272150_1209272155.mp4

総務省が、ことし3月から8月までの都道府県別の人口の動きを調べたところ、福島県では、転出が転入を1万1500人余り上回り、東日本大震災以前のおよそ2倍の人口の流出が続いていることが分かりました。

総務省は、住民基本台帳を基に、東日本大震災から2年目の、ことし3月から8月までの半年間の都道府県別の人口の動きを発表しました。
このうち、震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島の3県で、転入した人口と転出した人口を比較しますと、宮城県では、転入が2935人上回り、平成11年以来13年ぶりに、転入した人口が、転出より多くなりました。
岩手県では転出が2875人上回りましたが、震災直後の去年の同じ時期と比べて、転出の超過は、886人減少しました。
福島県では、転出が1万1552人上回り、去年の同じ時期に比べて、転出の超過は、1万3800人減少しましたが、震災前の平成22年のおよそ2倍となっており、依然として大幅な人口の流出が続いています。
総務省は、「宮城県では、震災後、企業が移転してきたことなどから転入が上回ったが、福島県では、原発事故の影響が続いているものとみられる」としています。

[関連ニュース]
このページの先頭へ