9月27日のながさきニュース
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長崎新聞
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浜屋が大村店など閉店発表

| | 来年3月末で営業を終了する浜屋百貨店大村店=大村市本町 |
浜屋百貨店(本店長崎市、中牟田新一社長)は26日、大村店(大村市本町)と完全子会社のスーパー、ハマヤショッピングセンター(長崎市ダイヤランド2丁目)の2店舗の営業をそれぞれ来年3月末、今年10月下旬で終了すると発表した。いずれも大手資本の大型商業施設などとの競合激化による業績低迷が主因。不採算部門を圧縮する一方、本店で新規の店舗運営を進めたり、外商・ギフト部門の拡充も図って営業基盤を強化する方針。
長崎市内で同日、記者会見した中牟田社長は「商環境の変化に加え、2店舗とも設備が老朽化し、大型投資による現行規模の維持は困難」と説明した。
大村店は賃貸で入るビル(地階は所有)から退去するが、新たに大村市内で外商とギフトサロンの機能を備えた小型店舗を開設し、県央地区での営業拠点は維持する考え。同社が土地建物を所有するショッピングセンターは現在、誘致交渉を詰めている。
いずれも決算、財務上の処理を終え、今後の業績への影響は少ないという。
大村店は1983年、完全子会社の「大村浜屋」として中心部商店街で開業。以来、赤字が続くが浜屋百貨店は2000年、大村浜屋を吸収統合して支店と位置付け、再建策を進めた。ただ前後して市内国道沿いに大手資本の大型商業施設などが相次ぎ出店、営業面に響いた。年間売上高は89年度の約42億円をピークに、直近は約9億5千万円だった。ハマヤショッピングセンターは87年、住宅団地のダイヤランド内に開業。その後、近隣に大手スーパーができてからは業績が低迷していた。
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