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  硫黄島 作者:黒うさぎ
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母親のいる部屋へ
実際、自分の心霊話とかだとオチもなく大したことでもないからつまらんよな。

俺の場合は昔、家族三人(母親、姉、俺)で安アパートの二階にある2部屋を借りていたんだが
ある日、夜10時ぐらいにアパートの階段をのぼる音が聴こえてきた(ボロいアパートだからよく響く)。
え?この時間に誰だよと、姉と一緒に玄関先の様子を伺った。
玄関の扉はガラスが使われているスライドドアになっていて夜でも人が通れば人影がうつる

人影は自分たちがいる部屋を素通りして、隣の母親がいる部屋に向かっていった。
ちなみにアパート二階は俺たち家族が借りている2部屋しかない。
遅い時間の来訪者なので心配になり、母親に携帯でだれか来なかったかと聞いてみた。

しかし、だれも来てないという答えが帰ってきた。
階段の音はまだ聴こえてこない。
え?じゃあさっきの人はどこにいるの?
という話になり、ガクブルしながら姉と二人で玄関の扉をあけ外の様子を見に行った

だがそこには誰もいなかった…。

さっきの来訪者はきっと階段を使わず飛び降りて帰ったんだと信じたい。まぁ無理な話でもないし…
超慎重に階段降りていったかもわからん…しかしなぜ。。


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