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  硫黄島 作者:黒うさぎ
2
殺さなきゃ
友達と遊んでると遠くでこちらをみてる子供がいる
よく見ると、こちらを指差して笑ってるようだ

みんな気付いて、みんなイラだった
やがて一人が「俺、ちょっと言ってくる」といってそいつの元に走っていった

そいつの元につくと最初はあれこれ言っているようだったが、
やがてそいつもこちらを指差して笑い始めた

「なんだよあいつ」
「俺、行ってくる」
また一人、また一人とそいつの元に向かっていく友人たち
やがて全員がこちらを指差して笑い始めた

急いで家に帰ると台所から包丁を持ち出した
母親に咎められる「いったい何に使うの!?」
「殺さなきゃならない奴がいるんだ!」


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