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ミルクボーイ

2009/8/26 11:24 日記

ナマステ。


中洞君の熱も下がり元気になってきた。

原因不明の高熱で2人ともダウンし、
お祓いを兼ねて、今日の高所順応はお寺に行くことにした。


お寺といっても山の上にある要塞ののようなお寺である。
しかもお寺の標高が4800mもあり、
高所順応にはぴったりだ。

バスでお寺の麓まで近づくと、
山頂まで伸びていくレンガ作りの城壁がボロボロに風化していた。

700年前に立てれた歴史の古さを感じる。

入り口に到着し、登り始めると、
いつのまにか4人の少年達が付いてきた。


少年は、笑顔で「僕達について来て」と道案内をしてくれる。

お寺に続く道沿いにある薬草や花を取ってきてくれては
僕にプレゼントをしてくれた。

しかも辛い登りになると、自ら荷物を背負い、
先導してくれる。

なんて優しい少年なのだろう。

こんなに外国人に喜んでもらおうとする
彼らのサービス精神に脱帽だ。

日本にいて、もし外国人が道に迷ったとしても、
それを自ら教えてあげようとする少年はいるだろうか。

彼らは、まるでミルクボーイだ。

ミルクボーイ。

それは僕が2年前に出会った神の子である。


2年前のチョ・オユー8201mを登頂後、
エベレストのベースキャンプに行く為に、
栗城隊は道なき道をランクル走っていた。


周囲50キロ以内は、
家も人工物もなにもないところを走っていると、
突然高原の中に1人の少年が現れた。

車を止めてその少年に近づくと
少年は笑顔で手招きをしている。

姿は、短パンに緑のタンクトップを着て、
髪型はモヒカンのドレットヘヤーだった。


そのファッションセンスは、
宇宙からのインスピリーションを感じないかぎり
そのような姿になれないだろう。


いったいこの少年はどこからやってきて
どこに向かうのだろうか。


辺りを見渡しても家らしき家は見当たらない。

少年は「ミルク飲みたいでしょ」と言って、
手に持っていた鉄のビンを渡してきた。

だれだかわからない外国人に、
少年は笑顔で鉄のミルク瓶一本を差し出す。

まるで僕らがここを通るとわかっていたかのように。

僕らはお礼を言って、再び車を走らせた。

もしかするとあの少年は、神の子なのかもしれない。
その後、3度とチベットを訪れているが、
あの少年には会っていない。


お寺を案内し、花を取ってきてくれる少年達。


この薄い空気と過酷な土地が、
彼らをそうさせているのだろうか。


彼らもまたミルクボーイなのかもしれない。


帰り道、少年達はバスまで見送りにきてくれた。

しかし、その表情は行きとは違い、なにか様子がおかしい。


「おい!案内料を払え!」

少年達はミルクボーイではなかった。
この過酷な土地がまた彼らをそうさせているのかもしれない。


ナマステ。

 

写真1 

8月28日.jpg

山の山頂までつづくお寺です。
昔はここにお坊さんが1000人いたそうだが、
今は15人しかいない。

 

写真2 

8月28日2.jpg

ボーズのヘッドフォンでTRFを聞く少年。

 

写真3 

8月28日3.jpg

もう1人の案内少年。頭の中央に傷があり、
SDカードが一枚入りそうだ。


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