東日本大震災:がれき処理、伊賀地域の農家などが受け入れを反対 /三重
毎日新聞 2012年09月27日 地方版
東日本大震災によるがれきの広域処理問題で、伊賀地域で有機農業に取り組む農家など18団体が26日、県から焼却灰の受け入れを要請されている伊賀市の産業廃棄物処理業「三重中央開発」に対し、受け入れないよう求める要望書を提出した。
要望書では、放射性物質が少しでも含まれるがれきが搬入されることで、モニタリング体制の整備が新たに必要になる▽風評被害の可能性が高い−−と指摘した。
提出者で農家の村山邦彦さん(39)=伊賀市=は「有機栽培の顧客は安全意識が高く、受け入れで売り上げに大きな影響が出る恐れがある。処理場から1キロも離れていない場所で就農している人もおり、まず同社に要望した」としている。【伝田賢史】
〔伊賀版〕