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ほんわか雪かき
作者:黒うさぎ
妹「おにい、お母さんが雪かきしてって」
兄「うわ、いつの間にかめっちゃ積もってる」
「お父さんが帰ってきたとき車いれられないって」
「お母さんが言ったの?」
「うん」
「俺に雪かきしてって?」
「うん」
「お前には?」
「…………」
「言ったんだね」
「おにいちゃんのお手伝いして、って言われた」
「じゃあ手伝ってくれ」
「いっせんまんえんからぎろんしてやろう」
「こら」ポカ
「いたい」
「どこで覚えたのそんな言葉」
「おねえちゃんから」
「……あいつめ」
「おにいになにか頼まれたらこう言いなさいって」
「…………」
「とにかく手伝って」
「いっせんまんえんは?」
「ないよ」
「えー」
「ドーナツ買ってあげるから」
「やった♪」
ガラッ
「うおー真っ白だ」
「さむさむ」
「こら」ガシ
「さむい」
「ソッコーで家に戻ろうとするんじゃありません」
「えー」
「シュークリームもあげるから」
「しかたない」
「じゃあ始めるか」
「うん」
「まず道具とらないと」スタスタ
「うん」ズボズボ
「うわー道具も半分うもれてやんの」
「おにい、おにい」
「ん?」
「はまった」
「…………」
「ぬけない」
「…………」
「よ」ズボッ
「ぬけたー」
「まずお前用の道をつくらないといけないな」
「ばしゃうまのごとくはたらきなさい」
「……それもあいつから?」
「うん」
「はー……」
「おにいがなにかしてくれた時のお礼として言いなさいって」
「あいつは……」
「まあいいや、ちゃっちゃと道つくるか」ザッザッ
「よしできた」
「おおー」
「テキトーだけど沈まないだろ?」
「しずまない」ピョンッ
「よし」
「これからもそのついじゅうのしせいをわすれずに」
「待った、言わなくていい」
ザッザッ
「ふうふう」セッセッ
「だいじょぶかー」ザッザッ
「さむい」
「しかたない」
「さむいおにい」
「その言い方はだめ」
「おにいさむい」
「まあいいか……」
「くしゅ」
「しかたないな、ちょっとおいで」
「ん」

家の中
「雪かきやめるの?」
「んーん、これ」スッ
「ん?」
「貼るホッカイロだ」
「おお」
「はってはって」
「ん、背中に貼るからコート脱いで」
「ん」スッ
「ほい」ペタ
「あったかくない」
「ちょっとたったら暖かくなるから」
「うん」
「じゃあやろうか」
「いっせんまんえんから」
「ドーナツでしょ」
「うん」
ザッザッ
「ふうふう」セッセッ
「おにい」
「ん?」
「おにいのが楽そう」
「ママダンプ?」
「うん」
「やってみる?」
「うん」スッ
「ううー」グッグッ
「…………」
「うおー」ズリズリ
「…………」
「おもい」
「やっぱり」
「ほら、スコップ」スッ
「うん」
「がんばろ」ザッザッ
「うん」セッセッ

30分後
「もうちょっとかな」ザッザッ
「おにい」
「ん?」
「雪だるま」
「ちっちゃいね」
「うん」

「おにい」
「なに?」
「おにい」
「その雪だるまが?」
「うん」
「えらいえらい」
「ふふ♪」

30分後
「だいたい終わったかな」
「終わった」
ズズ……
「あ」
ドサササー!
「屋根の雪が……」
「あー」
「またあそこやんなきゃ」
「うん」
「嬉しそうだね」
「うん」
「楽しくなったの?」
「うん♪」

さらに30分後
「終わったね」
「うん」
「戻ろうか」
「うん」

「お疲れさま」
「「うん」」
「がんばった」
「よく手伝ってたよ」
「いいこね」
「ふふ♪」
「お風呂入っちゃいなさい」
「寒かったし汗かいたでしょう」
「「うん」」

風呂
「「ふー」」
「おにい」
「ん?」
「ドーナツね」
「うん」
「シュークリームも」
「うん」
「いい湯だった」
「あったかかった」
「今夜は鍋よ」
「わーい」
「やった♪」

翌朝
「おにい、おにい」ユサユサ
「んー……」
「おきて、おきて」ユサユサ
「なんだよー……」
「そとみて」
「うわ……一晩でまた積もったな」
「雪かきしよ」
「うん?」
「お母さんが言ったの?」
「んーん」
「一千万円は?」
「いらない」
「ドーナツとシュークリームは?」
「今日はいい」
「楽しかったから?」
「うん♪」



おわり
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