なにがどうなっている?
あえて結論から言おう。「今から許可があるまで喋るな」と、言われた。それと、無視したことを謝られた。
謝るのはいい。しかし、何故喋ってはいけないのかを説明してほしい。
なにも質問できずに誘導路に運ばれた。
それが一時間前の出来事だ。
そして、今は空を飛んでいる。無人戦闘機なのに人を乗せて。
人が操縦することも可能らしい。乗ってから体(機体?)が動かせない。
ちなみに、今乗っているパイロットは高瀬 真央だ。黒髪黒目のショートヘアのかわいい女の子だ。
「喋るな」と言われが、パイロットに話し掛けてみる。
『状況が理解出来ないんですが?なにをやっているんですか?』
「あなた、なにをやるか説明されていないの?」
『そうなんですよね。いつの間にか格納庫にいて、そして運ばれて。今は空を飛んでいる。なにがなんだか…。なんで俺は飛行機になっているんだ?』
「飛行機になった?どういうこと説明してくれないか」
『混乱していて、今は説明は難しいです。後で教えるので、先に状況を説明してくれませんか?』
「わかったわ。あなたは今年に完成した人工知能搭載型の無人戦闘機−雷神−よ。そして、今はあなたを世界に向けて発表している。あなたも見たでしょう?マスコミ達を」
『そうなんですか…』
どうやら俺は本当に戦闘機で、世界に向け発表されたらしい。機体名がかっこいいな。
「あなたのことも説明してくれないかな?」
『その前に、今年は何年ですか?』
「2016年よ」
タイムスリップした上に転生かよ。なぜ人じゃない。そして、戦闘機なんだ?
『俺は2012年に交通事故で死んだ高校生です』
「は?」
『名前は古賀 竜一です』
「転生したと言いたいのね?」
『そうです。死亡記録も残っているはずですよ?死因はトラックに轢かれて事故死』
「信じられ無いわね…」
『俺も信じられないですよ』
「わかったわ。とりあえず調べてあげる。この事は秘密にしたほうが良いわよね?」
『そうしてくれると有り難いです』
よかった…。とりあえず調べてくれるみたいだ。
この後二人(一人と一機?)は、とくに話すことも無く着陸した。
そして、格納庫に戻された。
読んで下さった皆様本当にありがとうございます
感想や誤字脱字要望等がありましたらどんどん教えてください
評価
ポイントを選んで「評価する」ボタンを押してください。
ついったーで読了宣言!
― お薦めレビューを書く ―
※は必須項目です。
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。