個人的趣味にひた走ったR18、R18Gでオンドルマールさんとハイエルフの少女を拷問。
どう転んでも欝エンドです。その3、タイトル未定。
ちょいちょい推敲します。
愉快でたまりませんすみません。
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続き読む?
少女の括りつけられた粗末な木製の椅子が、少女の動きに合わせぎしりぎしりと木目がひび割れるように軋む。
そのどちらもが、いずれは壊れるのではないか、と誰もが思った。そしてその場にいる殆どの者がそれを待ち望んでいるように思われた。
だが私は違う。私はそんなことを望んだりはしていない、とオンドルマールは思った。
「いや……嫌あ……はあッ……!あんッあああ、あ……」
少女の太腿の内側から伝う赤黒い液体が床を汚し、淫らな女の香りが部屋に充満する。男が少女のその部分に醜悪な形状をした張り型を無理矢理抜き差しするたび、少女の唇から、幾分かの苦痛を伴った甘い嬌声が途切れ途切れに漏れ出でた。
「ふッう……やッ、やめ……」
「良いんだろう? 素直に続けて欲しいと言ったらどうだ」
男がそう言って勢いよく張り型を引き抜くと、張り型に粘膜ごとぐるりと裏返され引き剥がされるような痛みと、不思議と何か物足りない感覚が少女を襲い、少女は身悶えするようにびくりと身体を震わせた。
「いッ……、くう……!」
「上の口が開いてるじゃないか。お前ばかり悦ばせてやるばかりでは不公平だろう。くっく。ああ、噛むなよ? 噛んだら殺してやる」
男は自らの鎧の鉄製の大きなバックルを乱暴に片手で外すと、硬く怒張した己の肉棒を戒めの間から引きずり出しがしりと握り締めた。
「こ、殺して……」
「何だと? それは困ったな」
「やめるんだ!」
オンドルマールは少女が男たちに犯されている暫くの間、不覚にもそれを凝視し呆気にとられ、言葉を失っていたことを恥じた。
「おやおや。これはこれは司法高官様ではありませんか。いやはやすっかり忘れておりました」
「娘から離れろ!」
「へえ? あんたも結構愉しんで見ていたように思ったがな? それとも何か? 俺に代わってあんたがこれをやりたいんだろう? 違うか?」
「下衆が!」
男はこれは次のお楽しみだというかのように己の一物をしまいこむと、オンドルマールの方に向き直った。
「あんたも大変だな? もっと欲望に忠実になれよ。男だろう?」
「貴様のような屑と一緒にするな」
「とかなんとか言っちゃって、おやおや、あっは。面白いね? 元気になってきたところでまたあんたで遊ばせて貰うよ」
「好きにしろ」
エルフのメイスの凶悪な形状に関しては今更語るまでもない。敵を単に殴打するだけでなく皮膚を深く切り裂くことにも特化した鋭利な先端は、一目見ただけで人を慄かせる程の効果があった。それはまたそれ故に権威の象徴として代々司法高官にのみ携えることが許されていた特殊武器であった。よもやそれが自身に向けられることになろうとは、ほぼ常にあらゆる対象に対し優位に立っていた彼には想像だにしなかったことであった。
猛々しくよく引き締まり発達した筋肉をもつノルドの男が、力一杯それを振るうと、それが彼の肉体に打ち付けられるたび、重く鈍い音が一帯に反響した。肋骨の砕けるような、禍々しく痛々しい音であった。
「んッう……がはッ」
オンドルマールは咽るたび、きつく食いしばった歯列の隙間から鮮やかな血液をごぼごぼと溢れさせた。内部で何かの臓器が著しく損傷しているであろうことが分かる。
拷問役の男も息を切らすほどの激しい打打擲に曝され、オンドルマールは意識が遠退きそうになるのを必死に堪えた。
「ふう……しぶといねえ、それでこそ遣り甲斐があるというものだ。おい。交代だ」
「へへへ、それじゃ俺にやらせてくれよ」
「次は俺な」
「俺にもやらせてくれよ。サルモールのお偉方には女房子供殺された恨みがあるんだ」
「順番だぞ」
「死ぬなよ? あんたに色々してやりたい連中はまだまだたくさんいるらしい」
「…………」
額には脂汗が滲み、失血と疲労で蒼褪めたオンドルマールの目には未だ力強い光が宿っており、その毅然とした牢固たる表情も相俟って、男たちは自分たちの順番が回ってくる可能性に思いを馳せ、興奮で顔を紅潮させ彼の肉体の残忍に甚振られる様を固唾をのんで見守った。
少女は先程の男たちの淫行で乱れたワンピースの裾を気にし、四肢をくねらせて露出した肌を隠そうとするが、そうして己の肌と肌を擦り合わせるたび奇妙な感覚に支配され、切なく踠いた。そんな少女の様子に気付いた何人かの男たちが、少女の方に注目する。
「ほう? どうしたんだいお嬢ちゃん? どこか痒いのか?」
少女は再び自分に視線が注がれていることにぞくりとし、その身を凍り付かせた。
「いっ、嫌……来ないで……」
「優しくしてやるから安心しな? 俺はあいつみたいに強引なのは好きじゃないんだ……じっくりと溶かしてやるぞ?」
少女ににじり寄る男はいやらしい手つきで宙を二、三度掻き、はあはあと息を荒らげた。
「娘に触るな!」
オンドルマールはすぐに異変を覚り声を上げたが、次の瞬間、頭部を耳から打ち上げるように撲られ、全身の神経が痺れ機能停止に陥るような錯覚に支配され、外界へ巡らされるべき思考の一切を一時的に奪われた。
「うるさいね? ちょっと黙ってなよ? 元気なのは良いことだけどなあ?」
男たちはこんなに良い余興はないと手を叩いて喜び、先ほどの男が少女の身体を椅子から解くと手荒に仰向けに転がし、少女に馬乗りになる。このか細い少女を蹂躙するには男は些か体格が良すぎ、ただの一度で少女が死に至ることも容易に推測できた。それですら男たちにはこの上なく愉快なことのように思われた。