2012.9.27 05:05

スギちゃん、復活だぜぇ!ライブ出たぜぇ(2/2ページ)

ワイルドに復活したスギちゃん。「ワイルドだろ」とプリントされたTシャツの上からコルセットを巻き、さまざまなポーズを取って回復をアピールした=東京・中野(撮影・鴨川一也)

ワイルドに復活したスギちゃん。「ワイルドだろ」とプリントされたTシャツの上からコルセットを巻き、さまざまなポーズを取って回復をアピールした=東京・中野(撮影・鴨川一也)【拡大】

 全治3カ月と診断された衝撃の事故から25日。ワイルドなスギちゃんが帰ってきた。約100人の報道陣が集まる中、患部にコルセットを巻き、トレードマークのデニムのジャケットを着て登場。自身も「早かった」と振り返るほど、驚異的スピードの復帰会見だ。

 事故が起きたのは1日。テレビ朝日の特番収録で10メートルの高さから飛び込み、胸椎を骨折した。「まったく力が入らなかった。プールの中で『助けてくれ』って」と振り返ったスギちゃんは、レントゲンを見て「粉砕骨折だったので、骨がクシャっとなっていた」と生々しく証言した。

 入院当初は寝たきりで、「全治3カ月と知り、正直終わったと思いました。オレ、短かったなって」と芸能生活の終焉を感じた。が、1日でも早く復帰したい思いからか、手術して患部に3本のボルトを入れた後は「医者から驚異の回復力だと言われた」ほどの復活劇を見せた。

 現在は階段の昇り降りや早歩きもできるようになり、「前かがみとひねりだけしなければ大丈夫」とアピール。入院中は「『悩みがゼロになる』という本を読んでました」と弱気な一面を見せた一方で、「20代と思われるナースに全部声をかけました」などとワイルドな入院生活も告白した。

 コルセットは体調を見ながら外す予定で、「(完全)復帰したら、すぐに(今度は)15メートルから飛び込みますよ。ベストジーニストも、流行語大賞も全部イケるでしょ!」と豪語。「パワーアップして帰ってきたなと思われたい。今後はもっと危険でアグレッシブでパワフルにお笑いをしていくのでどんどんムチャぶりを受けますよ」と宣言した。

 ただ、入院中は「新ネタが1個も思いつかなかった」と苦笑し、「(ブレーク期間の継続が)年末まで危なかったと思っていたけど、このケガでちょっと(芸人生命が)延びたぜぇ~」と前向きにとらえていた。

★早速入院ネタ披露

 スギちゃんは同所で行われたお笑いライブ「東京ビタミン寄席」の冒頭で約10分間、入院ネタを披露し、仕事復帰。100人の拍手に迎えられて登場し、「できないのは、お尻がふけないことぐらい。コルセットがあるから、もうちょっとってところで(届かない)…」と深刻な悩みを吐露。「きょうまでは看護婦さんにふいてもらっていたけど、今後は会った人、会った人にふいてもらわないと」と笑わせた。

★小島におごり要求 

 スギちゃんは入院中、仕事の代役を引き受けていた同じ所属事務所の小島よしお(31)らにも感謝。「1人ずつお礼をしたい」とする一方で、「逆に(小島らに)仕事があったんで、おごってもらおうかな」と笑わせた。一方、今回の事故を受けて、テレビ朝日が飛び込み企画を中止することには「僕のけがのせいで企画が制限されていくのは残念。体張りたくて芸人になったのに…」と嘆いていた。

(紙面から)