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茨城の最終処分場候補地提示へ9月27日 5時7分
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原発事故で広がった放射性物質を含む汚泥や焼却灰などの処理について、環境省は、茨城県で発生した汚泥などを運び込む最終処分場の候補地を、27日、県と候補地となる自治体に直接提示します。
原発事故の影響で広がった放射性物質に汚染された、ごみの焼却灰や汚泥のうち、放射性セシウムの濃度が1キロ当たり8000ベクレルを超えるものについては、国が「指定廃棄物」として、発生した都県ごとに直接処理することになっています。
「指定廃棄物」は、これまでに9つの都と県で合わせて4万2000トン以上が指定されていて、このうち環境省は、茨城県で発生した指定廃棄物を運び込む最終処分場の候補地を、27日、県と候補地となる自治体に直接提示します。
具体的に候補地を示すのは、栃木県の矢板市に続いて2か所目です。
候補地を自治体に示す方法を巡って、環境省は矢板市に対して、候補地の具体的な場所について事前に伝えていなかったため、地元などから反発する声が相次ぎ、建設のめどは立っていません。
環境省によりますと、県には具体的な候補地の自治体を伝えたということですが、自治体に対しては伝えたかどうか明らかにしませんでした。
環境省は27日、茨城県と候補地の自治体に対し、具体的な場所を示したうえで、決定の経緯について、直接説明することにしています。
「指定廃棄物」の最終処分場を巡って、環境省は、宮城県と千葉県に対しても最終処分場の候補地を今月中に示す方針でしたが、調整が進んでいないことを理由に、難しい状況になっているとしています。
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