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【グラニュース】


ケネディ急転、移籍破談 今季中は残留

2012年9月26日 紙面から

ファンサービス後、「向こうでもがんばって」と声をかけられ、「サンキュー」と答えるケネディだったが…=トヨタスポーツセンターで(宮崎厚志撮影)

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 名古屋グランパスのFWジョシュア・ケネディ(30)の獲得をめぐり、UAEの強豪クラブ・アルアインとグランパスとの間で行われていた交渉が破談になった。25日、アルアインのモハメド会長がJ1清水のFWアレックス(28)と契約したことを自身のツイッターで表明。これにより、アレックスと同時進行で進んでいたケネディの移籍が事実上消滅。グランパスとの交渉は成立寸前だったが、少なくとも今季終了までは残留することとなった。

 グランパスが誇る2年連続得点王の去就問題が、急転直下の結末を迎えた。この日、アルアインがJリーグの清水に所属するアレックスと契約。中東の移籍期限である9月末を前に妥結間近となっていたケネディの移籍交渉は、これで破談となった。

 今月中旬から始まった交渉は、この数日間でヤマ場を迎えていた。グランパスが設定した約3億円の移籍金に対し、アルアインは当初その半額を提示。それでも水面下の打診から正式オファーに発展するなど、交渉は順調に進展した。ただグランパス側にとっては、優勝の可能性を残すなかでエースストライカーを引き抜かれることになる。久米GMは「本人の意思を尊重して、妥協点を探している」としながらも、「こちらは登録期限が8月で終わり、新たな補強もできない。安売りするわけにはいかない」と明言していた。結局最終提示額での両者の差は埋まらず、アルアインは同時交渉していたアレックスを選択した。

 ケネディはこの日、午前午後の2部練習にフル参加。午前練習では終始硬い表情で、報道陣にも「すまないが、質問はやめてくれ」と要請。ただ、午後練習では笑顔も見せ、ファンサービスもにこやかに対応。「情報はあげられないが、練習には集中できたよ。コンディションも問題ない」と、スッキリした表情で話した。

 

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