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拉致被害者の家族がデモ行進
9月23日 18時24分

拉致被害者の家族がデモ行進
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北朝鮮による拉致被害者の家族が23日、福岡市でデモ行進を行い、「早期解決に向け、政府はあらゆる手を尽くして北朝鮮と実質的な交渉を進めてほしい」と訴えました。

拉致被害者の家族会代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんら被害者家族は23日、福岡市で開かれた集会に参加したあと、市の中心部でデモ行進を行いました。
家族は横断幕を持って、「北朝鮮は被害者を帰せ」、「日本政府は被害者を取り戻せ」などと声を上げながら、1時間近くにわたって行進しました。
北朝鮮が日本人の拉致を認めてから今月で10年となるなか、政府は、問題の解決に向け北朝鮮との局長級による協議に速やかに入りたいとしていますが、日程は決まっていません。
行進のあと、飯塚繁雄さんは「日朝首脳会談から10年がたった今月17日以降も具体的な動きを感じません。政府は、北朝鮮の出方をただ待っているのではなく、状況をきちんと分析して交渉の進展を図ってほしい」と話していました。
また、有本恵子さんの母親の嘉代子さんは「また厳しい冬が近づき、娘がどんな思いで暮らしているのか考えてしまいます。交渉が進まず、私たちが元気なうちに娘を取り返せるのだろうかと不安に思うときもありますが、政府に期待するしかありません」と話していました。

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