私は、石破茂氏が総裁になることをひそかに期待していた。理由は簡単、彼はクリスチャンと報じられているからである。クリスチャンならアメリカ政府もぞんざいに扱えないからだ。
さて、安倍晋三自民党総裁の誕生を一応は祝す。
彼の発言から
ウォルト・ディズニーは5回失敗し、6回目のチャレンジで成功した。
著書「美しい国へ」より
<引用開始>
格差社会
努力が正当に報われるためには、競争がフェアにおこなわれなければならない。構造改革がめざしてきたのはそういう社会である。
勝った者が新たな既得権益を手にしたり、負けたものが再挑戦を許されないような社会になるのは、絶対に防がなければならない。
再チャレンジ可能な社会へ
わたしたちが進めている改革は、頑張った人、汗を流した人、一生懸命知恵を出した人が報われる社会をつくることである。そのためには公平公正、フェアな競争がおこなわれるように担保しなければならない。
そういう「再チャレンジ可能な社会」には人生の各段階で多様な選択肢が容易されていなければならない。再チャレンジを可能にする柔軟で多様な社会の仕組みを構築する必要がある。
日本の欠点を語ることに生きがいを求めるのではなく、日本の明日のために何をすべきかを語り合おうではないか。
未来は普遍のものではなく、みんなの努力によって創りだされていくのだということはわかっていても、一歩前に出ることを躊躇う若者は多い。とすれば、彼らに勇気をあたえ、何をすべきかを示す責任があるのは、ほかならぬ政治家ではないだろうか。
<引用開始>
安倍元首相は、「戦後レジームからの脱却」という言葉を多用した。
レジームとは「体制(各部分が統一的に組織されて一つの全体を形づくっている状態。 大辞泉)」のことである。
平たく言えば「戦後レジームからの脱却」とは、ヤルタ、ポツダム後の「日本という組織の維持管理体制からの脱却」のことであると言って良い。
占領下で他国により決められたことが、現在も続いているおり、その体制から脱却すべきであるというのが安倍元首相の主張である。
私は、この主張に賛同する。
しかし、である。やり方が問題である。
氏は著書に以下のようにも記している。
<引用開始>
外交というものは、まずメッセージが先になくてはならない。交渉はその先の問題である。出すべきメッセージを出さなければ、そもそも交渉にならない。制裁するかと思わせることによって、困った相手は、はじめてテーブルにつくのである。
<引用終了>
李韓国大統領の言行や、尖閣問題で中国も韓国も、いまだに成熟していない国民を有することを痛いほどに思い知らされた。
この「制裁をするかと思わせる」という戦術は、この時代には相応しくない。
孫正義氏が口を酸っぱくして言うように、まず、理念が必要である。次にビジョン(理念を見える化したもの)であるが、安倍元首相の言葉からは、地球市民としての理念もビジョンも見えてこない。
孫正義氏に「小さい、小さい」と言われてしまうと容易に推察される。
私が考える「戦後レジームからの脱却」は、日本人の心の中にある。もちろん心とは、右脳と左脳がつくりだす「自分」である。
日本人の戦争責任から生まれる「自虐性」と、いわゆる白人への「劣等感」はつくられたものである。極端に言えば、今でもアメリカ人により「維持管理」されていると言うことができる。
この「維持管理」リモコンを日本人の手に取り戻すことこそが「戦後レジームからの脱却」であると私は確信する。
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