つれづれ官能倉庫

某素人作家が思いつくままに書く官能小説ブログ。



Arctic Monkeys - Brian storm


…And I wonder are you puttin' us under
Cause we can't take our eyes off the t-shirt and ties combination
Well see you later, innovator

もしかして俺達に薬でもうったんじゃないか?
なぜならね、目が離せないんだよ、君のTシャツとネクタイの組み合わせから
また会おう、革命者よ!
(意訳 by ユリ)


これも新しくはない曲ですけど、好き。

エロブログで音楽紹介しても…とは思うのですが、
むー前のようには今書けないです
充電されるまでお付き合いください。

そうそう、知っている方も多いと思うのですが、
これ日本で出会った変な服装の男の子を歌にしたらしいですよ。

「Tシャツにネクタイ」

日本では見かけないでもない服装ですけれど
本家の方達にはより大きな衝撃を与えたみたいですね。
まー私でも見かけたらびっくりするかも知れません。

きっと、原宿にいるような、ファッショナブルな男の子だったのかな
頭は左右不均等のメッシュブロンドで
下にはアンティークのエプロンがついてたり、
スカート一体型のデニムだったり、
指にはオニキスがごつごつ、
首元には華奢なクロスが揺れて、
ぎらっとしたエンジニアブーツを履いていたのかもしれませんね

名曲Brian storm

曲を生み出すほどの衝撃を与えた
ブライアンくんに会ってみたいです



the subways - rock&roll queen

you are the sun, you are the only one.
My heart is blue for you
Be my, be my, be my little rock and roll queen

これだけの歌詞です
洋楽はシンプルさがいいですよね

君は(神の)息子、(故に)君は唯一の存在
そして僕の心は君のせいで憂鬱さ
ねぇ、僕の、僕の、僕のリトル・ロック・クイーン(ロックアイコン)になってくれ

こんな感じですか?ただの直訳ですが笑
私英語はさっぱりで
洋楽も全然わかりませんが
subwaysは好きなバンドです。


まだまだ知名度はいまいち?かもなので
まだ知らないなって方は今日のBGMにぜひぜひ!

今は、くすぐりが読みたいよーって言っていただいたので、
それに喜んで短編でくすぐりものを書いてます!

なかなか時間がとれなくて
遅々として進んでいませんが……
今週中にはアップできると思います
目安としては金曜日かなぁ。

一緒に新しい妄想短編シリーズをいっこ書いてますのでそれも近いうちに。

魔法使いに~の別編も、ずっと書きたい内容があって手をつけてるんですが、
書いては消し書いては消しでなかなか。
ファンタジーは難しいです。

たのしみにしていてくださーい!

これ、ブログによると、7月18日に書いたボツ小説です

当初は羞恥系で(首輪つけたり)シリーズ化しようと思っていたみたいで
そんな箇条書きが冒頭についてました
うーん違うな、書き直そうと思ったきり、すっかり忘れていました……

ボツ作なので、あんまりいい出来とも思えませんが、
せっかくなので短編に整理して公開します
最近はまた、新しいものを書く時間がなかなか……なのです、ごめんなさい。

次に時間が出来たら、リクエストいただいたとおり、
また女の子同士のくすぐり小説を書こうと思ってます。



友達ペット 第一夜


「ねぇ、駄目だってばぁ」

「んー、だって、可愛いんだもん、花梨の反応」

膝と股関節の間程にあるショートパンツの中に、
その小さくてふっくらした手を入れ込んでくる葵を、
ちょっと怒ったような声で注意する。

サークルの飲み会のあと、終電を逃した私は、
今までもしばしばそうしてきたように、
大学のすぐ近くに住んでいる葵の部屋に泊まりに来ていた。

1Kの間取り、シンプルな正方形の部屋左奥のベッドに、
シャワーを浴び歯を磨いて二人で寝転ぶ。

確かに私たちは、いつになくいい気分だった上にシャワーまで浴び、
その後に何本かカクテルまで飲んでいたけれど、
普段酔っても変わらない彼女がここまで絡んでくるのは初めてだった。

私を壁際に追いやり、彼女の部屋に脱いで置いていってしまった、
今は彼女の洗濯した匂いに染まっている“パジャマ”の中に、
同じ香がする腕が何度も入り込んでくる。

「だぁっ、もう……変態めっ……」
「あはは、いいじゃぁん、嫌い?私のコト」

「嫌いじゃないけどさーぁ……私ノンケなんでね~」
「忘れさせてあげるよ、あんな男」

「……誰のことだッ」
「あはは」

……私にカレシがここ数年いないこと、知ってるくせに。

彼女の指が、薄いレーヨン混Tシャツの上から、私の乳首をくにっと挟んだ。
不覚にも、ちょっといやらしい感覚が体に走る。

「いいじゃん、寝るまで遊ばせてよ」
「遊ぶって……人の体で……」

「いいでしょ、胸触るくらぁい。
 家に上がったんだから、わかってたんだろ~?」
「だぁーっ、どこの肉食男子だぁ!」

「さきっぽだけぇ」
「ぁーもう、お酒臭いっ!ちょっとだけだよ!」
「はぁーい。」

葵が静かな笑いを私の耳元で漏らした。

それから彼女は、左腕を私の体の下に通し、右腕を上から通して、
ボールどころか御椀というのも憚られるこの小さな胸(の先端)をふにふにと揉んでいた。

始めは、彼女がすぐに寝るだろうと思っていた。
葵が酔って変わる唯一のところといえば、所構わず眠ることくらいだ。
特にこのベッドに入ると、彼女はガールズトークもそこそこに勝手に眠ってしまう。

けれどこの日の彼女は饒舌だったし、
むしろ完全に覚醒状態に思えた。

ブラジャーを省いて、薄いタオルケットの下できっとTシャツを持ち上げているであろう
私の乳首を、親指と人差指で母乳でも絞るように、けれど「摘む」というより「擦る」と言った感じで、
くりくりと、というよりもふにふにと、後ろから弄り続けていた。

もう彼女がどこまで冗談で、どれだけ本気なのかわからず、
怒ることも澄まして見せることも出来ない私は、
思わず足をもじ、とすり合わせた。

――ギクリとした。

濡れている。今まで動かないからそれほど自覚していなかったけれど、
下着がぐっしょりと冷たいことに気がついた。

嘘だ、うわ、なんか、これじゃ自分が変態みたいだ。

それにもじもじしちゃって、まるでこれじゃ――

けれど今更、なんと切り出していいのかもわからない。
もしかしたら葵は本当にレズなんじゃ……
私の鼓動はどんどん高まっていった。

それでも葵は構うことなく、気長に、
すりすりとTシャツと乳首を摺り合せている。

……それが段々と、確かな快感に変わっていくのを、私は感じていた。

もしも相手が恋人だったのなら、そっと股間に手を添えて誘うくらいしてしまったかもしれない。

けれど、そんなことできるはずもない。
冷たさを感じていながら、もう足をすり合わせることも出来ず、
私はただ無言で、時々冗談めかしてあははと一人で笑っていたけれど、
葵はふふ、と小さく返すだけで、飽きずに私の胸を弄っていた。

どれだけ彼女の愛撫が続いただろう、
私は自分の中に、「じれったい」という気持ちが確立されていくのを黙ってみていることしか出来なかった。

「はっ」

思わず、吐息を吐き出してしまう。

「ん」

「は」

私は誤魔化すように、

「あーん、あんまり触るから……はい、もうお仕舞い」

と、後ろを振り返って言った。
……その時。

「あっ……!」

青いが寝転んだお腹とボタンの隙間から腕をいれ、さらに下着のクロッチの下、
私の股間に指を添えたのだ。

ぬち、とちいさな水音がした。

「……わ、すごい」

葵が驚いたふりでつぶやく。
かぁぁぁぁっ……と頬が赤くなっていった。

けれど、得てして羞恥心というのは、
期待とか興奮と言うものと背中合わせなのだ。
私はもう、彼女の一番の友人から、その掌で転がされる玩具に成り下がりつつあった。

「気持ちいい?」
「……」
「……ごめんねエッチなことして」
「……バカ!」
「……」

葵は一瞬黙ると、私の指をそっと自分のパジャマの中へ導いた。
ウェストのゴムはゆるく、指はたやすく彼女の下着へたどり着く。
そこは、下着の上からそっと沿えた人差指にも伝わるほど、じとっと湿り気を帯びていた。

「これで、おあいこね」
「……葵って、レズ?」
「違うと思うけど」

「じゃあ、私をからかってるの?」
「ううん、違う。
 うーん、レズなのかなぁ?ただ、なんていうかね、
 花梨をいじめたくなっちゃったんだ」

「……じゃあ、レズじゃん……」
「あは、そうかもね」

沈黙。

「じゃ、レズ告白したところでさ、
 私に弄らせて」

「だ……駄目、ダメ!もう終りだよ、
 だめだよ、こんなの……」

「ね、いいじゃん、酔っ払ってるし、今日だけだから」

「……」

「二人だけの秘密……ね?」

「……してよね」

「ん?」

「やさしくしてよね」

「……! わぁい、やったぁ」

彼女はそういうと、私のショートパンツに手を掛け、
手際よくボタンを外し、ジッパーを降ろして、
下着ごとそれを膝の辺りまで押し下げた。

私は横向きに壁を向いて寝転がり、
彼女が後ろから布団の中で私を弄るという、
暗闇の中の責めが再び始まる。

「花梨、オナニーする?」

「……しないっ」

「嘘」

「しません」

「私はするよ」

「バカ……」

「花梨は?」

「……たまに」

「何で?」

「あー!言わないよ……」

「言わないと、こうだよ」

葵は中指をぐちっと音を立てて、軽く私の膣口に差し入れ、
指をスプーンにしてどろどろした私の愛液をすくうと、
それをクリトリスに摺り付け、
下から上へ押しつぶすように圧迫してきた。

「ぁッ……  ッ! やっ、やだ、待って……
 なっ、なに、テクニシャンだな、なんか慣れてる……」

「そりゃね、私こうやってオナニーするんだもん」

「ッ……え、エロすぎ、なんかおかしいよ……」

「ほら、こうやってね、親指で皮剥いて、
 下からきゅきゅって中指で弄るの」

「ーっ……ね、だめ、ダメ……」

「その次は、こうやって中指と人差指で挟み込んで」

「やだ、まって」

「指の間で」

「ぅあッ……!  だっ、やだ、声出る……」

「もっと出してよ、一生懸命責めてるんだから」

「あーもう、ばかばか、死にたいっ……!」

「死ぬほど気持ちいいってこと?」

「……ばかーっ!」

彼女の左腕が私の左胸を、
右腕がクリトリスをくちくちと水の摺れる音を立てながら攻め立てる。
頭が、ぼぉっとしてきてしまう。
呼吸に熱が混じる。
全身がしっとりと汗に染まってくる。

これは夢なんじゃないだろうか?夢に違いない、きっと夢だ。

「指じゃないんだ、玩具とか使うの?」

「……使わないっ……はっ……」

「何妄想するの?レイプ?BL?露出とかぁ?」

「し……ないっ」

「嘘付き」

「ひぁッ!」

「ね、私玩具持ってるよ」

「……ばっ、な、何で……?」

「アマゾンで買っちゃった」

「……変態」

「どーも。使ったことないの?バイブとか」

「っく…………ぅ……ないよ」

「使ってみる?」

「……ぁ……好きにすれば」

そういうと葵は、ベッドの下から何かをごそごそ取り出して、
枕もとのコンセントにガチャガチャ音を立てて接続した。
暗くてよく見えないけれど、どこか見覚えがある。

「あ、これ、ヴィレバンで見たことある……」

「電マだよー、知ってるでしょ?」

「……知ってるけど」

「ヤバいよこれ、絶対イけるから」

「……私、あんまイけないんだけど」

「指じゃ?」

「…………シャワー……」

「あはは!かわいー。大丈夫、イかせてあげる」

「でも、でも、こんなの、恥ずかしい、おかしいよ……」

「いいじゃん、気持ちいいでしょ?」

「…………きもちいけど」

「あはは!
 大丈夫、それ履いたまんまでいーよ、うん、一回戻しちゃおっか、気持ち悪いだろうけど」

確かに下着を元の位置に戻すと、びしゃっと液体が股間に纏わりついて、
快適とは言いづらかった。

正直、気にならないといったら嘘になる。
私は今日まで、エッチな道具なんて使ったことがないし、使われたこともなかった。
それでも、興味ゼロといったら、それはフェアじゃない。
たまたま機会がなかっただけで、もしも前のカレシがもっと積極的だったら、
「仕方ないなぁ」なんて言いながら応じていたに違いない。

「立って」

「……もうどうでもいいや」

「そうそう、それで、ちょっと足開いてね」

葵は私をベッドの上に立たせると、足を30度くらい開かせた。

「……葵が責められないの、ずるい」

「そぉ?」

「そうだよ、先に私にやらせてよ」

「うーん……
 じゃあ、そうだな、十分たったままで我慢出来たら交代してあげる」

「なにそれ、エロい」

「あはは。
 じゃ、当てるよ」

ぶーっ、と、隣の人に聞こえるんじゃないかっていうくらいの、意外と小さくない振動音が当たりに響いて、
電マの先端が震え始めた。
ショートパンツを脱いで下着だけになった私の足の間に、「♪」をつけた葵の右手に握られたそれが、
そっと近づけられていく。

ドキドキ。
ドキドキ……

そしてそれが、私の足の間に当たった瞬間……

「うぁ!」

思わず、腰を落としかけた。
びくんと体を震わせ、不意にもれた声を抑えようと右手を口に当てる。

「あ、そうそう、声も我慢しなきゃだよ」

「……ドエス……」

「ドM」

「バカッ!…………ぅあ」

ヴィヴィヴィヴィと、下着と擦れて電マが一層大きな音を立てる。

まだそれを当てられて30秒ほどだろうというのに、
私の膝は頼りなくひくひくと奮え始めていた。

「…………ヤバ…………なにこれ、ヤバ……すぎ……
 ぃ、ぅッ…………~~ッ……ま、まって、ちょっと休……」

「まだ一分だよぉ」

「ムリ……ムリムリやっぱダメ、やっぱ……」

「イっていいよ」

「ばか、イかない…………ぁ、こえ、声、こえ出る……」

「足ピンしてるよぉ」

「サイテ……ぅ、ぃ、やば、ちょっと、マジで待って、
 イ、イきそう、だから…………!」

「イきそうなんじゃん、やっぱうそつきだ」

「わ、わかった、ごめんね、ごめんごめん……ッ
 ごめん、って、ば…………ね、本当ヤバいの、とめて、たって、られない……」

「いいよ、イくところ見せて。
 イったら交代して、私のこと苛めていいから」

「…………っ、っは、ぅーッ……あっ、や、ヤバ、イ、っちゃぁ…………

 ぁッ……

 あ、イっく……」

「だぁめ」

もう、イっちゃう。
立ったまま両膝に手を突き、屈みこんだ格好で、
ぶるぶるとふくらはぎを生まれたての小鹿みたいに震わせて絶頂を迎え入れようとした私への振動が、
ぱっ、と奪われる。

「……え」

「あはは!かわいー」

「……ドSだねほんとに」

「だってイったら、私責められちゃうもんね。
 だから、イかせてあげない。
 ね、ほら、今度は後ろ向きになって」

「……あのね……」

「大丈夫、別にイきたいわけじゃないんでしょ?
 今みたいに教えてくれたら、ずーっと、ちゃんと寸止めしてあげるから、ね?
 イかされちゃうの恥ずかしいんでしょ?」

「…………そうだけど、でも、寸止めって、こんなの……」

こんなの、されたことない。
こんなにじれったいなんて……
これじゃ拷問だ。

「じゃ、イきたい?」

「……嫌」

「じゃ、ほら、お尻向けて」

私は壁に手を突いて、彼女に遠慮気味にお尻を向けた。



「あーっ、ぅ、イ、イっちゃうッ……」

「だめ」

「はっ……」



「イ、イきそぉ……立って、られないよ、葵ッ……」

「だめだよ」

「いーっ……!! あっ、ん…… あーもうっ」

「ほら、もう一回足広げて」



「イ……イく、あ、イ、イっちゃうよ、ムリもう……!」

「イかしてあげなぁい」

「うーっ……やだ、もう、ムリ、葵……」

「なぁに」

「……」

「ほら、もっかいしよ。それともイかせてほしい?」



「イッ……くぅううッ……!」

「だぁーめ」

「あぁもうっ……!! イかせて……」

「なぁに」

「…………   イかせて、って言ったの!」

「やぁだ、そんな言い方じゃ」

「なんていえばいいのっ……」

「舐めて、って言って」

「…………ばか、いえるわけない……!」

「じゃ、また寸止めだよ」

「……な……」

「うん?」

「な、なめ……舐めて……」

「ください」

「……! 舐めてくださいっ……!」

「舐めてイかせてください」

「調子に乗りすぎッ!」

「あはは!

 そーだね、かわいそうだからイかせてあげる。
 さっきのカッコになって。
 そうそう、でもね、パンツ脱いで。
 大丈夫、見えないよ、ぜんぜん。

 そ、それで立って……壁に手ぇついて

 ん、いいよ、舐めてイかしてあげる
  
 でもね、何回もイってくれなきゃ、いや。
 座り込んだりしちゃだめ。そのまま、立ったまま、何回もイくの。
 絶対イけるから、ね。いい?」

「……わかったよっ……」

私は言われたとおり壁に手をついた。

もう、羞恥もなかった。酔いが回ってふらふらする。
体が熱い。

彼女は右手に電マをもって、それを右足を通して私の前に持ってくると、
逆手に持った振動物を始めて、むき出しのクリトリスにあて――
じゅる、という音と一緒に、私のアナルにかぶりついた。

「ば、バカ……!!」

でも彼女は、左手で私のお尻をぺんと小さく叩くと、そのままぎゅっと左足を押さえ込んだ。
冗談じゃない、ということなのだろう。

私は情けないほど、快楽に押し流されていた。

もう、今にもイってしまいそうな感覚を、膣に力をいれてぎゅっと堪える。

お尻を弄られるなんて、初めてだ。
ずちっと唇の間に私の皺を噛み込んで、舌でちろちろと嘗め回す。
くすぐったいような感覚が、クリトリスの純粋で暴力的なまでの快感と混ざり合って、
私はぶるぶると体を震わせた。

「イ……イっちゃう……よ……」

ずちっ、じゅる、く、ずく、ずち、じゅるじゅるっ……!

「うぁ、ぁあ、ぅ、っく、イっく、あ、イくイくイぅッ!!

 ――ぃあぁッ……!」

ぱぁんと、頭の中で何かがはじけた。
今までに味わったことのない、強烈で、
「イかされる」という言葉がぴったりの、
痛いほどの快感が炸裂する。

でもそれは、一度では済まなかった。

「あ、うわ、ぁ、あ、まぁた……またイ……イっちゃう……」

「イ、イっちゃうよぉ、あ、やっばいこれッ…………

 うぁぁぁっひッ…………!! くぅんッ……!」

イく。
イっちゃう。
信じられない、そのイくは何度も私の中で繰り返された。
膨張しながら、膨らみ続けながら。

体に自制が効かなくなり、屈折れるようにして、
壁にがつがつと頭をぶつけながら、震える体を横たわらせてしまう。

「あーぁ、座っちゃダメっていったよね」

ヴィーッ!
振動の音が一段階、強くなる。

葵はベッドで痙攣している私の足を肩に乗せて開くと、
足の間にあくまでそっと、けれど的確な位置に、執拗に、電マを当ててきた。

「あ゛ーっ、やだ、もうムリぃッ、イった、もうイった……!

 ほんとにムリなの、やめてッ…………!!

 あ、ぅーっ、あぁぁぁあッ、いーっ、イくぅッ…………!!

 もうぉやだぁぁあっ、なんでぇ?イっちゃぁ…………ぅ…………あっ!!……くぁッ!」

ばしゃばしゃと、水が振動具にあたる音がする。

「あーぁ、漏らしちゃって」

「え、嘘、嘘、やだぁ、ごめんなさい、やだぁぁぁああっ……!!」

「ヘンタイ」

「あ、葵がぁッ…………だ、もう、とめて、とめてそれ、ホントにムリッ!!」

「人のベッドにおしっこ漏らしといて。
 お仕置きだよ」

「あぁぁぁぁごめんなさぃッ…………!!
 でも、あぁーっ、ぅーっ、頭、おかしくなるぅぅぅううッ…………

 イ゛っぐぅ……ッ!!
 ――あぁぁあッ!!」

……私はこのあとのことを、ほとんど覚えていない。


次に目を覚ますと、もう外はすっかり昼の様相で、
ベッドのシーツはベランダに干され、
葵は何食わぬ顔でパンケーキを焼いていたし、
行くはずの2限も3限も終っていて、
4限にさえどうやら間に合いそうになかった。

一瞬私は、全て夢だったのだろうかと思ったけれど、
ずきずき摺れて痛むクリトリスと、
わざとらしく机の上に置かれているマッサージ機が、
私がすっかり葵に頭が上がらなくなったことを伝えていた。



「はいワンちゃん、朝ごはんだよ」

あの日から私は、友達のペットになったのだった。

写真はけしましたー





筆者近影
SNSのアイコン用に、五月か六月くらいかな(近影でもないですね)撮ってもらったんですけど
痛い感じだったので……笑
無難に猫の写真にしておきました。

忘れていたのを携帯の中から見つけてしまったのですが
とはいえ、使い道もないし、調度顔も隠れてるので
削除前にお見せしてみます。

そーいえば、前に、髪をコロネに巻きましたよって写真のせたんですけど
最近はこんな感じ!
キツネの尻尾を狙ってますが、どうですか?

よく写真なんか出せるね
ってヒトのブログ見ていつも思ってたんですけど
なんだろ?たまにさらけ出したくなります。
自意識過剰なのかなぁ?

特定とかしちゃイヤですよ!
とはいえネット上で見つかることはないと思いますが、場所とかね。

画像はそのうち消えてしまうのでご了承ください。
見れなかったーと思っても
そんなにいいものではありませんのでご安心を!

ではでは
また小説の世界でお会いしましょう~

ユリ







何にもエロくない記事でごめんなさい

くるりのブレーメン
大好きなこの曲の歌詞を私なりに解釈して
小さなストーリーにしてみました。

絵が描ければなぁ。

ともかく素晴らしい曲だと思います。
解釈にあたっては
くるりの詩集を参考にしたので、
まったく的外れという事にはならないと信じています。





町外れの、木でできた小さな小屋。
あたりには綿花畑や、雑草が生い茂り、
あるいは何本かの広葉樹や馬小屋の匂いさえもが漂っている。

「あの子は本当に、こんなことばっかりして」
彼の母親や、叔母は、義務のような薄い涙を目に浮かべながら、
落雷ですっかり焼け焦げた上に雨に濡れた、
元は見事であっただろうクローゼットの中身を整理していた。

中からは少年の“作品”や、その卵達がいくらも詰まっていて、
母親は彼がそれらを取り出しては、にこにこしながらピアノで演奏する様子を思い浮かべたものだが、
しかし、哀愁に浸ったところで自分ではそれを演奏してみせることも出来ない。

ほとんどが未完成と判断されたり、
あるいは焼け焦げていて読むことさえ出来なかったため、
彼の書き上げた楽譜のほとんどはその場で処分されたのだが、
一つだけ、彼のふるさとの名前がつけられた曲だけは良い状態で残っていた。

クローゼットの隠し棚に入っていたその楽譜だけを、母親は持ち帰り、
迷惑かもしれないがと、少年が住んでいた町の交響楽団に寄贈した。

さて、楽団の指揮者は困惑半分に楽譜を受け取った。
始めこそは、わざわざ演奏するにあたるかは疑問に思われたのだが、
楽団所有の、自由に演奏できる曲を作り上げるというのも次第に魅力的に感じ始め、
試しに編集と演奏を始めることとした。

始めてみると、十数名の楽団は、この曲をすぐに気に入った。
この国で愛されるいくつかの歌謡曲や、昔からの楽曲に似たメロディー、
そして片田舎の街の雰囲気を思わせるリズム、美しいハーモニー。
楽曲は次第に地元に根付いていき、沢山の人に愛されていった、
ゆっくりと、ゆっくりと。

そうして、どれだけの時間が経っただろうか、
新聞に小さく「落雷で家屋全焼、少年一人が死亡」とだけ書かれたあの日から?
果たして黒焦げの小屋は小さな野ばらで埋め尽くされており、
片田舎の町はすっかり年寄りだけの集会所となって、
移動用の馬小屋さえもすたれてしまった。
石造りの小さな城砦は、いまや時代遅れの産物となったのである。

しかし静かな街も、この日ばかりはお祭り騒ぎとなった。
ここに小さな楽団が演奏に訪れるというのである。
他所から、「立派な楽団」が演奏にくる、
しかもどうやら、この街ゆかりの曲さえ携えているとあって、
街は久々に賑わいを見せた。

女達は家々の軒先を掃除し、ベランダに華やかな花を飾り、
神父らは街頭の明かりを取替えたり、
楽曲についてよくわからない説教をしたりした。

隣街や、あるいはもっと遠くからも、
かつてこの街に暮らしていた人々や、楽団のファンたちが押し寄せ、
がやがやとヒトの群れにアルコールが華を添えた。
いや英国紳士風のジェント達までもが、妻子を連れて馬車でこの街を訪れたというので、
この「演奏会」は今でも街の語り草である。

会は街の、半円形の車止めで行われた。
そうして楽団がフィナーレに演奏した曲こそは、少年、ブレーメンが残した曲であった。

時は夕暮れ、ガス灯の明かりが揺らめき、
クラシックなどまるでわからない老人達や子供たちがうつろうつろとし始めた頃合、
その音楽が鳴り響いたのである。

静かに染み入るようでありながら、同時に朗らかなこのメロディに、
聴衆は一斉に顔をあげた。
そうして次第に、誰も彼もがそれを拭うこともせず、静かに涙を流しているのである。
滲んだ涙に花々や、街灯の明かりが歪んで、
人々の前にはそれらが、色とりどりの、大粒の雨のように思われた。

涙の音、花の味、石垣の色彩、笛音の触感、思い出の香り。
小さな広場で全ての感覚が木霊しあい、呼び合い、溶け合って、
誰もがセピア色の思い出の中に、夢の後先に消えた誰彼の顔を思い描いた。

最後のフォルテが奏で終わると、その場に居合わせた誰も、
まだ振り払えない涙を静かに、ぽろぽろと石畳に落としながら、
ブラヴォブラヴォと声を張り上げた。
果たして楽曲は熱烈なアンコールにこたえ、もう一度演奏されることになり、
木々や十字架で羽を休める渡り鳥たちまでもが、聞き入るようにその場から動かなかったのだが、
演奏が終わると拍手代わりの羽音を残して、一斉にどこかへ向かっていったのだ。
きっと少年の元へ飛んでいくのであろうと、人々はそう噂し、微笑んだものであった。

街にはちょっとした彼の銅像が立てられ、
また長い時間の後、馬車がクルマへ、電車へとかわった時代になると、
もうほとんど観光名所といえる賑わいをみせるのであるが、
それはまた違う物語である。


「そのメロディは街の明かりを 大粒の雨にかえてゆく
 少年のふるさとのうた
 ブレーメン、君が残したうた

 楽隊のメロディ 照らす町並み
 夕暮れの影をかき消して
 渡り鳥 少年のふるさと目指して飛んでゆけ」

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