自民総裁選:地方投票率62.51%…前回比大幅増

 26日の自民党総裁選で、約79万人の党員・党友の投票に基づく地方票(300票)は石破茂前政調会長が過半数の165票を獲得、得票率は40都府県で首位を占めた。投票率は62.51%で、前回09年の46.65%から大幅に上昇。民主党代表選では党員・サポーター票(約33万人)の投票率が33.72%にとどまっており、次期衆院選での政権奪還へ自民支持層の期待感を示す結果となった。

 石破氏は地元・鳥取県で得票率が96%と圧勝したほか、徳島、高知両県などで首位となった。6県で首位だった安倍晋三元首相は地元山口県で得票率72%を獲得。石原伸晃幹事長に首位の都道府県はなく、地元の東京都も得票率25%だった。町村信孝元官房長官は北海道で得票率38%で首位。林芳正政調会長代理は地元の山口県でも安倍氏と競合し得票率は22%にとどまった。

 今回は激戦を反映し、地方票が分散した結果、石破氏の165票は首位の得票として過去最少となった。無効票の割合は平均0.4%。割合が最高だったのは京都府の1.2%で京都選出の谷垣禎一前総裁の出馬断念が影響したとみられる。

 地方票は141票が47都道府県連に3票ずつ割り当てられ、残り159票を各県連の党員・党友数に応じて配分。現行制度での党員・党友投票は4回目。【田中成之、光田宗義】

2012年09月27日 01時38分

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