• 知ってるか……今日が今月2回目の休みなんだぜ……
  • アメフラシよ。
    月刊奇行文が遅滞しているがそんな執筆で大丈夫か?

    「大丈夫じゃない、問題だ。
    というか俺の休みも問題だ。
    月初と月末しか休みがないとか。
    しかも毎日客が帰らず、日が変わる頃の帰宅とか。
    大学生の夏休み爆発しろ」

    テーブルの上でしまりのないスライムのように放射状に広がるアメフラシ。
    いつもの覇気がない気がする。

    「気にはなってたんだ。
    ネタも浮かんでたんだ。
    書く時間がにぃんだ」

    今回ばかりは不憫に思ったのか、ヴィヴィオもバケツにちゃんと塩水を入れてテーブルのアメフラシを投入している。
    いつもならあの塩水が焼酎だと言えば、彼女の心配具合が分かるだろう。

    「お嬢さん、濃いぞこの水」

    「それはいいとして、進行具合はどんなもん?」

    「良くないから。
    浸透圧の効果で俺の水分が奪われてるから。
    ……因みに進行は50%くらい」

    「私とお稲荷さんのイチャラブは?」

    椅子に座っていた俺の肩口から顔を出すなのはさん。
    さり気なく抱きついてくる辺り、可愛らしいものである。

    「爆発すればいいと思う」

    「お前も随分歯に衣着せないよな」

    「だってお前、彼女だぞ?
    俺を見てみろ、両性具有だぞ?
    リア充とリアルくそみそテクニック、どちらがいいかは一目瞭然」

    「お稲荷さん、くそみそテクニックって何?」

    「なのはママ、ママを汚すわけにはいかないから。
    ヴィヴィオを向こうの部屋に行こう?」

    疑問顔のなのはさんの手を引き、奥の部屋へと消えて行くヴィヴィオ。

    「まだそちらの知識は無かったか」

    「仕入れさせる予定もありません。
    というか真相を知ったらまず消されるのはお前だアメフラシ」

    でもヴィヴィオなら通じそうだよな、なんてブツブツ言いながらバケツの中をグルグル回る。
    そういう行為は火に油を注ぐことになると何故分からないのだろうか。
    あれ、似たようなことを俺もやっていたような……
    気のせいか。

    「とりあえず話を戻すと。
    書いてるならいいけど、もう月刊過ぎてるから。
    気合い入れてくれよ」

    「目次ページに、今月のアメフラシ先生は取材の為休載致しますって書いとけば大丈夫でしょ」

    どのへんが。

    「ネタに関しても。
    いざとなったら、なのはさんと稲荷をくっつける回を書いとけば大丈夫」

    ガタン!と今、廊下の方から凄い大きな音がした。
    びっくりして視線を向ける。
    と、今度は携帯から着うたが。
    お、メール。

    「『大いに遅れてネタも思いつかないといいよ!』byなのは。
    だそうだ」

    「俺はどこから突っ込めばイイ。
    盗み聞きをしている部分か。
    それとも作者殺しのその文か。
    というか聞いてるなら入ってこいよ」

    まぁ、色々あるんだろ。

    「というか、さっき俺が稲荷となのはさんをカップル扱いしたのにスルーされた件。
    これ以上くっつけたらもうゴールインしかないんですが」

    「いつしたよ」

    「両性具有の下り。
    気づいてないとかお前もバカッポー」

    腕を組んで今までのやり取りを思い出してみる。
    ん……?
    おぉ、そういえば。

    「へへへ、なのはさんが彼女とか。
    ニヤニヤしてくるねー!」

    「死ねばいいのに」

    『狐パパー!
    不用意な発言には注意して!
    なのはママが壁を突き破ってそっちに行きそうなのー!』

    「向こうの部屋も大変そうだな。
    なるほど。
    盗み聞きをしていたのじゃなく、そうせざるを得ない状況だったのね」

    「おたくのなのはさんでしょ、何とかしてよ」

    やだよ、失敗したら蒸発するの俺だもん。
    さて。
    それじゃあ今日はこの辺で失敬させてもらうよ。
    うちのお姫さんが暴走しそうなんでね。

    「ういうい。
    俺も頑張って仕上げる。
    来月上旬にゃいけるか・・・?」

    まぁ、気負わん程度に頑張れ。
    そう言って席を立ち、リビングのドアに手をかける。
    押し開き、廊下へ。

    「あれ、体が思うように動かんのですが。
    体内の水分がもう危険水域なんですが。
    出してーバケツから出してー」

    そしてドアを閉め。
    ヴィヴィオが押さえつけている人がいる隣の部屋へ。
    ゆっくりと歩を進めるのだった。




  • 2012年 09月24日 (月) 21時50分

コメント

>正しいってだけで、誰の特にもならないことをやるやつって本当に勘弁してほしいよね。

あなたの主観で語られる事だけで決めつけられても困ります。
シンさん自身はそうであってたとしても、他のユーザーまでもが同じように考えているとは限りません。

まさかあなたの考えが、なろうユーザーの全ての共通認識と考えている訳ではありませんよね?
投稿者:盾無  [ 2012年 09月27日 (木) 00時00分 ]
悪いことしているやつを見逃してなろうがなくなったらみんな困るじゃないですかやだー
投稿者:GIN  [ 2012年 09月26日 (水) 23時51分 ]
正しいってだけで、誰の特にもならないことをやるやつって本当に勘弁してほしいよね。
投稿者:シン  [ 2012年 09月26日 (水) 23時47分 ]
お疲れ様です
別サイトさんのほうで活動を続けられるとお聞きしました。頑張ってください

一次でも二次でも、ここでしかやってはいけないなんて決まりはありませんから
投稿者:GIN  [ 2012年 09月26日 (水) 23時42分 ]
アメフラシです。

此度は自分の軽率な行為によって、様々な方の気分を害してしまったこと、深くお詫び致します。

にじふぁん様が閉鎖された事を考えれば、例えまだなろう運営様から警告等がなくとも、このような二次創作を活動報告とはいえ上げるべきではありませんでした。

奇行文、引いては活動報告を楽しみにしていただいた方々には大変申し訳ないのですが。
現状アメフラシの活動報告によってこのような事態になってしまったので、帰宅後……恐らく1時迄には活動報告は全削除させて頂きます。
彼女達、おおよそ全報告に登場していますので。

この度は誠に申し訳ありませんでした。
投稿者:アメフラシ  [ 2012年 09月26日 (水) 23時28分 ]
>あんたのせいとは言わないが、ここで面白い小説を書けてた人が一人去るかも知れないんだ

あの前後の文章が矛盾しているのですが……
あんたのせいとは言わないと言いつつ、私がその可能性を潰したかもしれないと人のせいにしていますよね?

>だが正義を成したからといって偉そうにするのは間違っている

事実を述べているだけであり、偉そうにした覚えはないのですがどの辺が偉そうに見えたのでしょうか?
規約違反だと思われる事柄を止めさせようとしただけなのですから、正義や悪等という問題ではありません。
漫画やアニメではないのですから、正義を成す等と考えたりはしません。

>君はただ他人の小説を非難したいだけじゃないのか?
君の言動や行動からは嫉妬染みた物しか感じられないのだが?

規約違反を犯して小説家になろうに迷惑を掛ける可能性があるので指摘しているだけなのですが、小説を非難したいだけだの嫉妬染みているだの人を悪し様にそこまで言うのですから具体的な論拠を述べて頂きたい。
投稿者:盾無  [ 2012年 09月26日 (水) 23時17分 ]
>あんたのせいとは言わないが、ここで面白い小説を書けてた人が一人去るかも知れないんだ、
>もしかしたら彼は新たに一次創作をここで書いたかも知れない、君はその可能性を一つ潰したかもしれないんだ

何でなろうに拘るんですか? 別のサイトかブログで投稿すれば見れるじゃないですか
最初の、そろそろ黙ってくれってのが本音なんでしょうけど
付け加えるならあなたも十分偉ぶってますよ
投稿者:キイクニ  [ 2012年 09月26日 (水) 23時16分 ]
著作権違法で小説家になろうが潰れて、多くのユーザーが犠牲になる可能性がないとは言い切れません。それについてはどうお考えでしょうか。
投稿者:ブリッジ  [ 2012年 09月26日 (水) 23時02分 ]
>新たな一次創作をここで~~

なら書けばいいんじゃないですか?
それなら誰も文句言わないんですから、じゃんじゃん書いたほうがいいと思いますよ~~
投稿者:GIN  [ 2012年 09月26日 (水) 22時59分 ]
そろそろ黙ってくれ、
あんたのせいとは言わないが、ここで面白い小説を書けてた人が一人去るかも知れないんだ、
もしかしたら彼は新たに一次創作をここで書いたかも知れない、君はその可能性を一つ潰したかもしれないんだ、
反省しろとは言わない、君は正しい事をしたのだから、
だが正義を成したからといって偉そうにするのは間違っている、
君はただ他人の小説を非難したいだけじゃないのか?
君の言動や行動からは嫉妬染みた物しか感じられないのだが?
投稿者:人気になりたい厨二病患者  [ 2012年 09月26日 (水) 22時39分 ]
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