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【大相撲】

横綱日馬富士 きょう誕生 口上の四字熟語に「品」

2012年9月26日 紙面から

綱に使用する麻をもむ一門若手力士らを笑顔でねぎらう日馬富士=東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で

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 大相撲の東大関日馬富士(28)=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ、モンゴル出身、伊勢ケ浜=の第70代横綱昇進が26日午前、東京・両国国技館で開かれる日本相撲協会の九州場所番付編成会議と臨時理事会で正式に決まる。決定後に相撲協会から東京都江東区の伊勢ケ浜部屋へ使者が出向き、昇進を伝達する。日馬富士は23日終了の秋場所で2場所連続となる15戦全勝優勝を果たし、24日の横綱審議委員会が全会一致で横綱に推薦した。新横綱の誕生は2007年名古屋場所の白鵬以来で5年ぶり。外国出身では5人目の横綱となる。

 日馬富士は横綱昇進の伝達式を翌日に控えたこの日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で「パニック状態で何が何だか分からない。夢を見ている感じ」と心境を語った。

 26日には相撲協会の使者が部屋に赴き、昇進を伝達する。その際に述べる口上は大関昇進時にも使った「全身全霊」を入れる考えを明かした。また横綱審議委員から横綱昇進の推薦を受けた際、張り手を多用する取り口に対し注文がついたことを受け、「品格」、もしくは「品」の言葉を加える模様だ。

 横審の昇進推薦の連絡を受けた24日夜、本人と伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)、親方夫人の3人で相談。お祝いの食事をしながら親方夫人の提案を受け、その場で何度か練習した。

 この日行われた一門による「麻もみ」での会見で「(口上は)親方とおかみさんとおいしいワインを飲みながら決めました。2、3回練習もしました。バッチリです。自信あります。明日を楽しみにしてください」と、うれしそうに話した。

 28日、東京・明治神宮で行われる横綱土俵入りは、一門伝統の「不知火型」で行う。すでに親方の現役時のビデオを見て勉強しており「親方に教えてもらえるということなので光栄です」と目を輝かせた。 (竹尾和久)

 

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