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山陰新幹線期成同盟会再開へ 調査費計上で活発化

2012年09月25日

 鳥取県の9月定例議会は24日再開し、代表質問を行った。平井伸治知事は、国の来年度予算の概算要求に幹線鉄道高速化調査費などとして1億3500万円が盛り込まれたことについて「山陰新幹線を含め将来の高速鉄道網を研究する経費。国も次の時代の鉄道網を探り始めた」と評価。活動休止状態の同新幹線建設促進期成同盟会を再開させ、関係自治体と共に議論を高めていく考えを示した。興治英夫議員(絆)の代表質問に答えた。

 平井知事は、全国で整備新幹線の建設が進んでいる現状を踏まえ、「次の高速鉄道をどうするかという議論が待ったなしで行われる」と予測。その上で、兵庫県や島根県など同新幹線構想の沿線自治体にも呼び掛け、同盟会の活動を活発化させる意向を表明。「(構想を)テーブルに乗せるのが今の目標。あらためて議論を沸き起こしたい」と強調した。

 県交通政策課によると、同盟会は大阪府から山口県に至る沿線自治体などで構成。代表世話人は鳥取県知事が務め事務局も県にあるが、総会は1979年を最後に開かれていない。



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