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2012年9月22日(土) 東奥日報 ニュース



■ 十和田で奈良美智さん展覧会

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十和田市現代美術館で始まった奈良さんの展覧会
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 弘前市出身の美術家・奈良美智さんの展覧会「青い森の ちいさな ちいさな おうち」が22日、十和田市の現代美術館で始まった。

 1990年代から現在までの絵画や立体作品など9点を展示。美術館外壁には、奈良さんおなじみのつり目の少女が、高さ9メートルの巨大作品となってカッティングシートで表現されている。

 メーンとなる奈良さんの制作部屋のような小屋型の作品の中には、私物の小物があったり、書きかけのスケッチなどが床に散らばっている。奈良さんは同日の会見で「僕の脳みそを見るようなイメージを持って」と紹介し、展示会場では実際に小屋の中に入って見せるなど、来館者らの笑いを誘っていた。

 同展は来年1月14日まで。観覧料は500円、常設展とのセット券は900円。毎週月曜日休館。10月6日からは、青森市の県立美術館で奈良さんの新作個展も始まる。

 また、奈良さんは同日の会見で、展覧会と連動させ、公募した若手アーティストと十和田市内で合宿して作品を制作する「青い森のちいさな美術部」プロジェクトを始めることも明らかにした。

 募集人数は5〜10人程度。応募資格は、美術大学卒業かそれに準ずる実績や心意気を持つ20代が望ましい−などとしている。同美術館のホームページから必要書類を入手し、応募する。10月3日必着。

 展覧会、合宿への問い合わせは同美術館(電話0176-20-1127)へ。

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