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自民党 安倍氏を新総裁に選出
9月26日 14時22分

自民党総裁選挙は、1回目の投票では5人の候補者のいずれも過半数を獲得できず、国会議員による決選投票が行われた結果、安倍元総理大臣が、1回目に1位だった石破前政務調査会長を逆転し、新しい総裁に選出されました。
自民党の総裁経験者が再び総裁に選出されたのは初めてです。

自民党総裁選挙は、安倍元総理大臣、石破前政務調査会長、町村元官房長官、石原幹事長、林芳正政務調査会長代理の5人が立候補し、1人1票を持つ国会議員の198票と、300票に換算される党員票の、合わせて498票を巡って選挙戦を展開してきました。
午後1時から、党本部で国会議員の投票と開票が行われ、25日まで郵便などで行われた党員投票とあわせて結果が発表されました。
それによりますと、有効票497票のうち、石破氏が、国会議員票34票、党員票165票で、合わせて199票、安倍氏が、国会議員票54票、党員票87票で、合わせて141票、石原氏が、国会議員票58票、党員票38票で、合わせて96票、町村氏が、国会議員票27票、党員票7票で、合わせて34票、林氏が、国会議員票24票、党員票3票で、合わせて27票となりました。
この結果、5人の候補者のいずれも過半数を獲得できず、石破氏と安倍氏の上位2人が、198人の国会議員によって行われる決選投票に進みました。
そして、決選投票の結果、安倍氏が108票、石破氏が89票となり、安倍氏が1回目で1位だった石破氏を逆転し、新しい総裁に選出されました。
自民党の総裁経験者が再び総裁に選出されたのは初めてです。
安倍氏は、みずからが所属する町村派の一部の議員に加えて、麻生派や高村派の議員の支持を得たほか、党員からも一定の支持を集め、1回目の投票で2位になりました。
そして、決選投票では、1回目の投票で石原氏や町村氏を支持した議員の多くも安倍氏の支持に回ったとみられ、安倍氏が逆転で新総裁に選出されました。
安倍氏は、夕方、党本部で記者会見し、今後の党運営の在り方や、衆議院の解散戦略などについて、考えを明らかにすることにしています。

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