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国連で外相演説 韓国をけん制
9月25日 11時55分

国連で外相演説 韓国をけん制
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玄葉外務大臣は、ニューヨークの国連本部で開かれた「法の支配」の会合で演説し、島根県の竹島の領有権を巡って、韓国が国際司法裁判所への共同提訴に応じていないことを念頭に、こうした問題は国際司法裁判所で解決すべきだと韓国側をけん制しました。

玄葉外務大臣は、国連総会に出席するため、野田総理大臣とともにニューヨークを訪れていて、日本時間の25日午前、国連本部の総会議場で行われた各国の首脳や閣僚らによる「法の支配」のハイレベル会合で英語で演説を行いました。
この中で玄葉大臣は、「現在の国際社会は、領土を巡る問題など多くの緊張の種に事欠かない。こうした問題を法の支配の考え方に基づき平和的に解決するため、われわれは知恵を絞らなければならない」と述べました。
そのうえで、島根県の竹島の領有権を巡って、日本が韓国に対し国際司法裁判所への共同提訴に応じるよう求めたものの、韓国側が拒否したことを念頭に、「国際紛争を、法に基づき平和的に解決するための手段の一つとしての国際裁判の重要性を強調したい」と述べ、国際司法裁判所の重要性を強調しました。
さらに、日本が、国際司法裁判所で、ほかの国から訴えられた場合には必ず裁判に応じる「強制管轄権」を受諾しているものの、韓国が受諾していないことに関連して、「より一層国際裁判が活用されるよう、より多くの国が国際司法裁判所の強制管轄権を受諾するよう求める」と述べ、韓国側をけん制しました。

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