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2012年9月26日7時5分

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中大の付属中入試で不正 理事長要求で合格、学長が破棄

 中央大学横浜山手中学校(横浜市中区)が今年2月の入学試験で、合格ラインを下回った同大理事長の知人の孫を合格させていたことがわかった。受験生側は口利きを依頼した事実はなく、通常の合格と考えて入学手続きを済ませたところ、この不正な合否判定を知った同大学長の要求で、中学は合格を一方的に取り消した。大学理事会が設けた第三者委員会(委員長・宗像紀夫弁護士)はこの二つの行為について理事長、学長らの責任を認定し、処分を求めている。

 関係者によると、昨年11月、同大の久野(ひさの)修慈理事長が知人から「孫が受験する」と聞いた。その後、久野理事長が同中学の田中好一校長に受験生の名前を伝えた。金銭の受け渡しや口利き依頼はなかったという。

 同中学の試験日は2月1〜3日に3回あった。第1回の入試の結果は当日中に判定され、この受験生は合格点に達しなかった。不合格を知った久野理事長は、田中校長に「多方面に高額の寄付をしている人の孫だから、頼む」などと言ったという。

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