2012年 9月 25日
不祥事受け緊急校長会
岡山県内で教職員の不祥事が相次いでいることを受け、緊急の校長会が開かれました。会議には県内145の小・中学校の校長が出席しました。この中で県教委は処分された教員からの聞き取りなどにより、不祥事の背景には教員としての自覚の欠如やストレスに耐える力が弱く、自分を十分にコントロールできないなど4つの問題点があることを指摘しました。その上で、管理職が教員の悩みを把握できるよう風通しのよい職場づくりを進めるなどの改善策を示し、対応を求めました。岡山県では今年度、すでに6人が懲戒処分を受けていて県教委では不祥事の根絶に向け、各学校での取り組みを強化したいと話しています。

ストレステスト考慮を
原子力規制委員会の田中委員長が原発の再稼働の判断基準にストレステストの結果を採用しない方針を示したことについて四国電力の千葉昭社長はストレステストの結果を踏まえるべきだと述べました。25日の定例会見で述べたもので千葉社長は原子力規制委員会に対し、ストレステストの結果を踏まえた新しい判断基準を作るよう求めました。そして、審査が遅れ、伊方原発の再稼働のメドが立たなければ、電気料金の値上げを検討する考えも示しました。今月19日に発足した原子力規制委員会の田中俊一委員長は政府が原発再稼働の判断基準としてきた電力会社によるストレステストについて「審査しない」と述べ、判断の根拠としない方針を明らかにしています。また、千葉社長は今年の夏の最終的な節電効果について、猛暑だったおととしと比べ8.6%あり、節電目標を達成したと発表しました。

避難所に公衆電話
大規模災害が起きた際、安否確認などに利用できる無料の公衆電話が四国で初めて香川県三木町に設置されました。この公衆電話は大規模災害が起きた際、安否確認などに利用してもらおうとNTTが避難所などに設置を進めているものです。町が避難所に指定している建物に2台設置され、さっそく筒井町長らが試験通話で受信確認を行いました。東日本大震災ではこの公衆電話の設置に時間がかかったため今回、災害に備えて四国で初めて事前に設置されました。通話は無料で家庭用の電話回線よりつながりやすいなどのメリットがあります。三木町では今年度中に町内29すべての避難所にこの公衆電話を設置する計画です。

吉備中央町長選告示
任期満了に伴う岡山県吉備中央町の町長選挙が告示され、新人3人が立候補を届け出ました。2004年の合併以降初の選挙戦です。立候補したのは届け出順にいずれも無所属で、元町職員の山本雅則さん(54)元農林水産省職員の菅野幸臣さん(62)元町議会議員の黒田員米さん(52)の新人3人です。現職の重森計己町長は今期限りでの引退を表明していて、2004年に加茂川町と賀陽町が合併した吉備中央町の町長選では初めての選挙戦となります。町の人口は約1万2800人ですが合併以降減少していて、吉備高原都市を活用した町づくりや企業誘致など、活性化が課題となっています。吉備中央町の町長選挙は今月30日に投票が行われ、即日開票されます。