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3号機のプールに複数の鉄骨
9月26日 4時32分

3号機のプールに複数の鉄骨
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福島第一原子力発電所3号機で、使用済み燃料プールに重さ470キロの鉄骨が誤って落ちたトラブルで、東京電力が水中カメラで撮影したところ、ほかにも事故時の水素爆発で落ちたとみられる複数の鉄骨が沈んでいることが分かりました。
東京電力は、プールの水に含まれる放射性物質に目立った変化がないものの、燃料が傷ついている可能性もあるとみて、調査を続けることにしています。

福島第一原発の3号機では、今月22日、使用済み燃料プールの周辺でクレーンを使ってがれきの撤去を行っていたところ、プール脇にあった長さ7メートル、重さ470キロの鉄骨が誤ってプールに落ちるトラブルがありました。
このため、東京電力は24日からプールの中を水中カメラで撮影しながら様子を調べ、その映像を公開しました。
これまでにプール全体の8分の1程度を調べた結果、プールの底で鉄骨3本が見つかり、このうち、1本は燃料が入っている「ラック」と呼ばれる枠組みのすぐそばで沈んでいたということです。
東京電力は、今月22日に落下した鉄骨を特定できていませんが、複数見つかった鉄骨は、事故時の3号機の原子炉建屋の水素爆発で屋根が崩れた際にプールに落ちたとみています。
また、プールの水に含まれる放射性物質や水位に目立った変化がないものの、燃料が傷ついている可能性もあるとみて、調査を続けることにしています。

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