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三味線漫談 玉川スミさん死去9月25日 16時26分
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風刺の効いた三味線漫談で知られ、大正から平成まで90年近くにわたって寄席演芸の世界で活躍してきた玉川スミさんが25日、心不全のため東京都内の病院で亡くなりました。
92歳でした。
玉川スミさんは、福島県郡山市の出身。
幼くして女流歌舞伎の一座の舞台に立ち、浪曲や民謡、舞踊、漫才など、さまざまな芸能を身につけました。
戦後は、三味線に合わせて世相を風刺する三味線漫談という独自の芸風を確立し、寄席演芸の世界で活躍しました。
玉川さんが考案した120本もの扇子を使って松を表現する「松づくし」という芸は、昭和46年の文化庁芸術祭優秀賞にも選ばれました。
平成20年には芸歴85年を迎え、その後も現役最高齢の寄席芸人として活動していましたが、体調を崩し、2年前の舞台を最後に療養を続けていました。
落語芸術協会によりますと、葬儀は近親者のみで行われ、後日、お別れの会を開くということです。
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