奥谷浩一議員のホームページから
<引用開始>
私達は、東村山市勢の発展と市議会の改革・活性化を進めるために、一人ひとり自立した議員として認め合い、お互いに尊重し、各自の問題意識に基づいて自由な調査、研究、論議を通じて自己を高めようとする議員の集合体として、協力、協働して目的達成のため行動する。
国政・都政選挙については、各自の自由な行動を保障する。
<引用終了>
http://blog.goo.ne.jp/arigatou-okutani/e/1963849ad9dd1eaa98e395194e359d3d
島崎議員は、生活者ネット、自民党(公認ではなかったが、住民投票は自民党に寝返ったこの議員の投票行動で葬り去られた)と渡り歩いた、現自民党の「渡り鳥」小池ゆり子議員のような存在である。
昨年の市議会議員選挙で自民党が圧勝したので「もう不要」とされたのであろうが、そんなことはもういい。
地方自治法第百十二条により「議案提案権」を得るのであるから「共同体」の一員としての力を発揮して欲しい。
朝木議員は、なぜ草の根から離脱したのか。その答えは上記の議案を提出する権利を得るためだと私は考える。
母を20代で亡くし、その後東村山市議として「朝木明代殺害事件」との苦闘が続いた。時効制度が変わり、今後も裁判が続くだろうが、真犯人が逮捕される可能性は小さいと考えたのかもしれない。事件から17年経ったこの9月、市議としての新たな課題へのチャレンジを目指すのであろう。
私は草の根の一派とされ、不当な仕打ちを受けてきた。私は朝木議員とは3回しか話したことがない。矢野議員とは立ち話も含めて4回である。
それでも、草の根会派の思想は理解したつもりである。彼らは、徹底したプラグマティズム(実用主義)を共有している。
感情からの言行を一切行わず、アメリカ人のような理詰めの分析結果を展開していく、見事なりである。
草の根会派は、矢野議員の父性が強調されていたと考える。
名著「モラトリアム国家日本の危機」小此木啓吾著より
映画「セブン」 七つの大罪とモラトリアム心理
<引用開始>
七つの大罪をテーマにした米国映画「セブン」のセブンは、ダンテの「神曲」に描かれている「キリスト教の地獄へ堕ちる七つの大罪―大食・強欲・怠惰・肉欲・高慢・嫉妬・憤怒」の意味である。
大食漢が死亡 「大食」
金儲けに貧欲な悪徳大物弁護士殺害 「貧欲」
高慢の罪の女「もし助かりたかったら救いの電話をかけろ。そのかわりおまえは、この目茶目茶な醜い顔をもっていきなければならない」
ここにあげられている罪はいずれも、食欲も、おカネを必要とすることも、休息も、性的な欲望も、正常な範囲の自己愛も、本来だったらみんな必要なもので、それは人間性そのものだ。しかし、それがあまりにも過剰に、しかも、本来自然の欲望を人為的に拡大したり、作為的なものにつくり変えたり、過剰な快楽の対象にしたりすること、そのことが罪を意味しているのだ。映画「セブン」が取り上げているのはそのような意味での現代の私たちの大罪である。
そして最後に残ったのが、嫉妬と憤怒の罪である。
最後にミルズの嫉妬は頂点に達し、セルフコントロールを失う。怒りと嫉妬に駆られたミルズは、その場で犯人を射殺してしまう。
私たち観客は、そこで、悲しさとむなしさの入り交じった無力感に襲われる。観客は、なんとかして刑事ミルズが、自分の怒りを鎮め、意思の力を取り戻して、克己してほしいと願っているからだ。そして、この刑事ミルズの姿に、人々は自分たちの分身を見る。欲望の自己コントロールが無効化し、自分の罪は棚上げして、人の罪ばかり責めたてる軽々しく無責任なマスメディア社会の風潮を思う。
<引用終了>
矢野議員は著書「東村山の闇」に、創価学会員に襲われたことも記しているが、悔しくても、悲しくても、決して感情的にならず、平然と理論を衝突させてきた姿を私は高く評価したい。
最後に草の根の議員から教えてもらったことを記す。今でも意識している。
襲われたら「助けて!」ではなく、「火事だ!火事だ!火事だ!」である。
駅のホームでは、最前列に絶対立たないこと。
朝木直子議員はスカートをはかないし、ヒールのある靴を履かない(もちろん逃げるためである)が、いつの日か女性としてスカートがはける日が来ることを祈りたい。
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