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京急脱線 すべての斜面緊急点検へ9月26日 4時32分
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神奈川県横須賀市で、京浜急行の特急電車が大雨で崩れた斜面から流れ出た土砂に突っ込んで脱線し、28人が重軽傷を負った事故を受けて、京浜急行はすべての沿線の斜面を対象に緊急点検を行うとともに大雨の際の速度規制の対象区間についても見直す方針を決めました。
これは、京浜急行が25日夜に開いた記者会見で明らかにしたものです。
京浜急行では、平成9年に同じ横須賀市で大雨による土砂崩れが起き電車が脱線した事故を受けて、すべての沿線の斜面を対象に2年に1回、定期点検を行ってきました。
しかし、今回の事故現場は去年4月の点検でも異常が見つかっていなかったことから会社では急きょ、すべての沿線の斜面、数百か所を対象に緊急点検を行うことを決めました。
緊急点検では、斜面が風化するなどして亀裂が入っていないかや、防護柵やネットに異常がないかを確認することにしていて、早ければ来月中旬にも作業を終えたいとしています。
また、京浜急行では大雨の際の速度規制の対象区間を現在5か所、設けていますが、今回の現場は含まれておらず、緊急点検の結果などを踏まえて、今後、対象区間を増やすことも検討したいとしています。
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