KT&G、健康食品事業のKGCライフ&真を設立
 KT&Gが健康食品事業群の中枢的な役割を担当する「KGCライフ&真」を設立した。KT&Gの子会社の韓国人参公社が紅参製品を中心にした健康食品を扱っているが、KGCライフ&真は紅参以外の健康食品と生活分野の専門企業を目指す。KT&GはKGCライフ&真の設立を基盤に、たばこ事業と健康食品事業の均衡の取れた事業ポートフォリオを構築し、超優良企業へと生まれ変わることを期待している。
 1日に行われた設立記念式でKGCライフ&真は新概念の健康専門フランチャイズ、漢方化粧品、専門機能食品、訪問販売の4つの事業群で2015年に国内のヘルス・ビューティ分野のリーディングカンパニーとして跳躍するとのビジョンを明らかにした。これまで韓国人参公社が確保した漢方関連ノウハウとフランチャイズ経営技術などを導入するという自信も示した。
 KGCライフ&真は6月にKT&Gの孫会社から子会社に編入されたKGC販売が社名を変更したもの。この過程で専門人材だけでなく、資本金規模も大幅に拡大した。既存のKGC販売の資本金は15億ウォン(約1億円)だったが、KGCライフ&真は220億ウォン規模となっている。KGCライフ&真は来年下半期ごろに漢方薬房と健康院、健康食品専門店を統合した新概念の健康専門フランチャイズをオープンする計画だ。【KRN】

[KT&G]
 1952年に発足した専売庁を1987年に政府直営専売事業者として公営企業組織に改編し韓国専売公社となった。1989年に韓国たばこ人参公社に社名を変更し、1997年に政府出資機関に転換、1999年に株式を上場した2002年に民営化され社名を現在のものに変えた。

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