中国  2012年9月25日(火曜日)
富士康の太原工場で衝突、10人超死亡か[社会]

24日付新華社電などによると、EMS(エレクトロニクス機器の受託製造サービス)の世界最大手、台湾・鴻海精密工業のグループ会社である富士康国際の山西省太原市の工場で23日午後11時ごろ、従業員同士の衝突があり、少なくとも10人以上が死亡した。同工場は24日、操業を停止しており、操業停止が長引けば米アップル製品などの出荷にも影響が出そうだ。

従業員数人で始まったけんかが2,000人規模に発展し、警察も出動した。スーパーマーケット、食堂といった工場敷地内の施設や出動した警察車両などが破壊された。騒動は24日午前5時ごろまで続き、約40人が病院に運ばれた。逮捕者も出たという。

警察は原因を調べているが、第一財経日報などによると、宿舎の警備員が従業員を殴ったとする説や山東省出身者と河南省出身者の従業員間の摩擦が原因との見方もある。

太原工場の従業員数は約8万人で、デジタルコンシューマー製品や携帯電話などを生産する。アップルの人気スマートフォン「iPhone(アイフォーン)5」の関連部品も生産しているとされる。<山西>

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