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日中友好を願う能の舞を披露
9月25日 23時23分

日中友好を願う能の舞を披露
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沖縄県の尖閣諸島を巡る対立で日中関係が冷え込むなか、千葉市で25日夜、国交正常化40年を記念して日中両国の友好を願う能が披露されました。

能の上演は、千葉市の企業などで作る団体が千葉市美浜区の幕張メッセで行いました。
中国の故事に由来するとされる演目で、中国・山西省の極楽浄土につながる石橋の前で、日本から仏教の遺跡を訪ねてきた人物が、不思議な体験をするという内容です。演目の終盤には、ぼさつの使いとして現れた獅子が激しい囃子にあわせてけんらん豪華な舞いを披露し、訪れた人たちが食い入るように見入っていました。
会場には千葉市の大学に通う留学生が招待され、このうち中国から留学中の女子大学生は、「催しが予定通り無事に開かれ能を見ることができて感動した。政治と文化は別であり、中国と日本はもっと交流してお互いに理解を深め合うべきだと思う」と話していました。また能の舞台の責任者を務めた橋岡佐喜男さんは、「今回の演目は、日本と中国の友好を描いています。実際の日中関係も、前向きなものになることを願っています」と話していました。

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