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単身、中国・深センに飛び立ち事業を興す「岡俊輔(24歳)」が今熱い!

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2012/09/26


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(岡俊輔氏。現在24歳)

岡氏の体を張ったチャレンジが始まりました。Skypeでインタビューさせていただいたのですが、いやー面白い!こういう生活実験はたまりませんね。

深圳発!岡俊輔の中国SNS探求サロン – Synapse(シナプス)

中国で「稼ぐ力」と「人脈」を手に入れたい

岡氏は「中国SNS」というニッチなテーマを探求する若者。講談社で連載を持っていたり、中国関連のメディアを立ち上げたりと、既に色々と成果も残しています。

そんな岡氏、約1ヶ月前に日本を飛び立ち、現在は深圳にいます。


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岡氏の野望は「中国でビジネススキルを付ける」というもの。将来的にやりたいことを達成するためにも、今は「中国で稼ぐ力と、人脈を手に入れたい」とのこと。

彼は今24歳、大学は休学中です。単位は残りわずかなので、現地から何とか卒業までこぎつける予定だそうで。行動力ハンパないですね!


深圳の生活費は5万円程度

びっくりしたのですが、深圳では5万円あれば衣食住カンペキな生活ができるそうです。「5万もあればけっこう豪華な暮らしができる」とか。

実際彼は深圳の月5,000円(!)のシェアハウスに住んでおり、何とも低コストな暮らしを実践しています。


単身深圳に飛び込んだ岡氏、生活費が掛からないとはいえ何かお金を稼がないといけません。貯金は少しずつ減っていきます。お金がないと装備は買えないし、戦うこともできません。まるでRPGです。

そんなわけで、彼がまず始めたのが、有料サロンの運営

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価格は月額1,000円。Skypeによる中国マーケティング相談、中国の最新IT関連情報、身を張った「新興国での仕事のつくりかた」などの情報を提供していく予定です。

早速僕も面白がって課金しました。この1,000円が現地の価値だと数千円になると考えると、なんとも面白いじゃないですか。ぜひ皆さんも、若者のぶっ飛んだチャレンジを一緒に応援しましょう。

月額1,000円でこの実験(冒険?)にコミットできるのはむしろ安いと思います。情報価値もあるので、下手な新書を買うより勉強になるでしょう。分からないことがあったら直接聞くこともできますし。


将来はNPO関連の活動がしたい

岡氏の想いもシンプルで、大変共感していたりします。

彼は在学時代からNPOへ関わるなど、NPO/社会企業に関心が強い人材で、かねがね「日本のNPO業界を何とかしたい」と思っていたそうです。

とはいえ、学生である自分には、まだNPO業界を変えるような力はない。

まずはビジネススキルを磨くべきだ。自分の関心は日本というよりは、アジアのビジネスには興味がある。海外に足を運ぶと、実際アジアがビジネスの最先端であることが分かった。

だったら伸び盛りのアジアで力を付けて、人脈を築いて、将来的に、NPO業界の変化を促進する手伝いをすればいいじゃないか。

岡氏はそんな想いをもって、単身中国に飛んだのです。クール!

岡氏は「日本にはフローレンス、シュアール、カタリバなどなど、革新的なソーシャルベンチャーがたくさんある。今はまだアジアではそれほど注目されていないが、間違いなく10年後にはニーズが出てくる。これは理想でしかないのですが、将来的に、自分の手でそうしたソリューションをアジアに輸出できるようになっていたいんです」とも語っていました。

とはいえ、まずは彼も言っているのですが、「生きていくためのお金を稼ぐ」ことからです。サロンをベースに、雇用を生み出すようなビジネスをこれから創っていきたいというお話です。


新興国の方が「ゲーム」の難易度が低い

もう一つ岡氏のお話で面白かったのが、行ってみたら日本より「ゲーム」の難易度が低かったというお話。

東京だとソーシャルメディアの情報が入ってきたり、とにかく選択肢が無数にある。僕のような大学生などは、どれが正しいか、何をすべきか分からずに右往左往してしまう。

一方で、新興国は「お金を集める」という分かりやすい価値が、共通のゴールになっている。お金を集めれば尊敬されるし、モテるし、地位が上がる。お金を持ってくれさえすればゲームの上にいける。とてもルールがシンプルで分かりやすい。

一方、社会的に成熟している日本はゲームの難易度が高いと感じる。特に社会経験の少ない若者が日本で「豊かな生活」をするのは難しいのではないか。個人的には、ゲームの簡単な新興国にいた方がいいのかな、と思う。ここではお金を稼げばいい。社会貢献とかも考えなくていい。

複雑なものを解決できる能力のない若い人は、新興国にいた方が楽しく働けるのではないか、と感じている。一方で、だからこそ、成熟したレイヤーの「社会起業家」と呼ばれる人たちはすごいとも思う。

バブルの時代は知りませんが、「お金が共通価値だった」というあたりからは、なんともバブリーでシンプルな空気感を感じることができます。なるべく意味を汲み取ったつもりですが、こればっかりは行ってみないとよくわからない感覚でしょうね。


「新しい生き方の選択肢」へ投資しよう

そんなわけで、岡氏は非常に面白いチャレンジを行っています。彼の実験は、「苦しい日本を脱出して、生活費の安い海外に移住して、余裕のある暮らしをする」というオプションを提示しうるものだと思います。

だって生活費5万で「豪華」なんですよ?僕たち、何で高い家賃払うために日本であくせく働いてるんでしょうね。日本経済が厳しくなればなるほど、「新興国への移住」という選択肢は現実味を帯びてくると思います。僕は日本で子育てがしたいので、当面は日本にいるつもりですが…。

ぜひ彼のチャレンジを、サロンに入って一緒に応援しましょう。こういう「未来への投資」的なお金の使い方は気持ちいいものです。彼のビジネスが十分軌道に乗ったら、課金をやめればいいわけですしね。

深圳発!岡俊輔の中国SNS探求サロン – Synapse(シナプス)


関連本。「アジアで働く」という選択肢は着々と現実的になりつつあります。