経済吉野家の通期最終益、8割減の4億円に 原材料価格の高騰で下方修正2012.9.25 18:26

  • [PR]

経済

  • メッセ
  • 印刷

吉野家の通期最終益、8割減の4億円に 原材料価格の高騰で下方修正

2012.9.25 18:26

 吉野家ホールディングスは25日、2013年2月期通期連結業績予想を下方修正すると発表した。売上高は従来予想比40億円減の1660億円(前期比0・7%増)、営業利益は同26億円減の29億円(同39・5%減)、最終利益は15億円減の4億円(同69・5%減)にそれぞれ縮小する見込み。

 主力商品の牛丼に使われるコメや牛肉などの原材料価格が高騰したことが主な原因。また、経費削減などを目的にテレビCMなどの宣伝広告を一時中止したことなどで、4~5月の牛丼販売が伸び悩んだことも響いた。物流の効率化など生産性の改善によるコスト削減を図ったが、原材料の高騰分を補うことはできなかった。

 これまで期間限定で実施してきた牛丼の値下げキャンペーンについては、「現在は値下げできる環境ではない」(田中常泰専務)とし、当面は値下げ路線から脱却する方針を強調。9月から販売している「牛焼肉丼」など牛丼よりも客単価の高い商品展開で収益改善を目指す。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2012 The Sankei Shimbun & Sankei Digital