地方都内で福島県産品商談会開催 安全もアピール2012.9.25 20:23

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都内で福島県産品商談会開催 安全もアピール

2012.9.25 20:23
福島県産品の東京商談会の様子=25日、東京都文京区後楽の東京ドームシティプリズムホール

福島県産品の東京商談会の様子=25日、東京都文京区後楽の東京ドームシティプリズムホール

 東日本大震災や東京電力福島第1原発事故による風評被害が続く福島県産品の取り扱いを首都圏でも広げようと、小売りなど流通業者対象の商談会が25日、東京都文京区の東京ドームシティプリズムホールで始まった。コメ、酒、みそ、納豆や漆器など同県の約80社・団体が出展している。経済産業省主催で、一般の入場は不可。26日まで。

 県産のコメを首都圏の外食業などに販売している松月堂本店(同県小野町)の渡辺直栄さん(28)によると「買い取り価格は昨年比で1割ほど持ち直した」という。「県産のコメは全袋で放射性物質の検査をしている。冷静な目で見て安心して選択肢に入れてほしい」と話した。

 福島市観光農園協会は、観光客数も厳しいが、首都圏などへの出荷も放射性物質が検出レベル以下にもかかわらず苦戦しているという。協会員の大友伸夫さん(51)は「『福島だから買ってください』では続かない。再び実をつけるまでに桃なら6~7年かかるが、自主的に農園地の除染をして木を植え替える試みも始める」と、長期戦で農業復興に取り組む考えを強調していた。

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