Updated: Tokyo  2012/09/26 05:15  |  New York  2012/09/25 16:15  |  London  2012/09/25 21:15
 

中国の景気減速、来年まで続く可能性ある-人民銀の宋委員

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  9月21日(ブルームバーグ):中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策委員会の宋国青委員は21日、中国の景気減速が来年まで続く可能性があると語った。既に認可が下りているインフラ事業向けの資金調達が不足していることを理由に挙げている。

北京大学の教授である宋委員は北京でインタビューに応じ、中国の10-12月(第4四半期)の経済成長率は7.3-7.4%、来年1-6月(上期)は7-7.5%成長になるとの見通しを示した。

今年7-9月(第3四半期)については、7月時点で予想した7.4%成長を据え置いた。この予想値は当時、エコノミスト予想の大半を下回るものだったが、現在では予想レンジの中間に位置する。

宋委員は「近く回復に転じると言えるような確かな証拠はない」と説明、「プロジェクトの承認ペース加速は投資強化の一環にすぎない。より重要な要件は資金だ。これまでのところ、こうしたプロジェクトに多額の資金が流れていることを示すデータを私は確認していない」と述べた。

原題:China Central Bank Adviser Sees Slowdown Persisting Into2013(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:北京 Nathaniel Espino nespino@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Paul Panckhurst ppanckhurst@bloomberg.net

更新日時: 2012/09/21 18:51 JST

 
 
 
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