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'12/9/25

シートで「盗撮地点」解消



 福山市内の県道沿いのスーパー駐車場が、自転車通学の女子高生の「盗撮スポット」としてインターネット上に記載されていることが24日、分かった。福山西署と広島県警東部子ども女性安全安心対策室は同所で6、7月に3件を摘発。県は今月初め、歩道のガードパイプに目隠しシートを設置した。

 同所はスーパーが隣接する緩やかな上り坂。約750メートル先に県立高がある。福山西署などによると、摘発された3件はいずれも夕方の下校時にスーパー駐車場から盗撮されたという。車内からビデオカメラで坂を上る女子高生のスカート内を撮る手口。容疑者は20〜30歳代の男で、警察官がパトロール中に発見した。うち2人は取り調べの中で、インターネットの掲示板サイトで同所を知ったと供述したという。

 同署などは犯行日前に、スーパーの支店名などを挙げて撮影スポットを紹介する書き込みがあったことを確認した。

 これを受けて同署と対策室は7月上旬、県道を管轄する県東部建設事務所に協力を要請。9月1日、同事務所がスーパーの駐車場側から撮影できないよう緑色のシート(横約20メートル、縦約0・8メートル)を約20万円かけて設置した。同署によると、設置以降、同所での摘発はないという。

【写真説明】ガードパイプに設置された盗撮防止用のシート




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